01.こういう場合はどうすれば良いですか? ページ2
学校から帰宅し、自分の部屋で私は一人、探し物をしていた。
「何で無いの……?」
私が探しているのはノートだ。たった一冊のノート。授業中にBL妄想(かなりヤバい部類のもの)を書きためたノート。
(まさか―――!)
「教室に忘れてきた……!?」
……明日の朝回収するのは少々危険を伴う。
私は決心した。
「……取りに、行くか」
*
放課後の学校は静まり返っていた。
夕日が射し込み、廊下をオレンジ色で包む。
(早く取って戻れば6時には帰れるかな……)
やや歩くスピードを早め、急いで教室へ向かった。
*
――カタ、
「……?」
教室から微かに物音が……それと話し声も聞こえたような気がした。
(……人、まだ居たんだ)
自分と同じく忘れ物をしたのだろうか……と思いながらドアに手をかけ―――
「ちょっ、待て……ッ!」
「いーじゃん、誰も居ねぇし」
……は?
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←設定
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しぃたけ | 作成日時:2018年8月7日 23時