有閑倶楽部

episode13 ページ16

Yourside







INダンス部






ザワザワ、




生徒「キャ〜♡」





やっぱりうまい！さすがだなー。




清「あの2人、注目されるとイキイキと輝きますね。」




野「優勝は無理でも、上位入賞は期待できそうですわね。」




悠「でもさ、こんなに出場すんだろ？」



と言って私にパンフレットを見せてくれる




貴「うわー、いっぱいいるんだね。」



魅「ちょ、俺帰るわ。」



貴「じゃあ、私も。」



清「体調でも悪いんですか？」



魅「いや、別に。」



悠「腹減ってんのか？」




魅「お前じゃねぇんだから。」




野「じゃあ、何か予定でも？」





魅「んー。男と男の約束かな？」




悠「じゃあ、Aは？」



貴「私は病院。」



貴「送ってってもらうの。」









IN病院前




ブーーーーン



貴「到着！そういえばさ、約束ってなんなの？」




魅「男山の散歩。」



貴「え！いいなー。私も行きたいなー。」



魅「じゃあ、病院終わってから一緒に行くか？」




貴「本当に？やったー！！」



私が走り出そうとしたら、




魅「あ！」



貴「え？」



魅「走んなよ。」



貴「うん！」






IN病院




看護師「西園寺さーん」




貴「はーい。」




ガラッ



医師「こんにちは。Aちゃん。」



ここのお医者さんは、小さい時から通ってる病院だからけっこう仲いいんだよ。




医師「早速だけど、今しんどいでしょう？」



貴「バレました？」



医師「バレるも何も、検査してるからね。」




貴「ですよね。あはは。」




そうなんです。最近、あんまり体調が良くないんです。



医師「無理しないでね。発作起きるから。」



貴「はい！わかってます。」





医師「はい、行って良し！」



貴「また、来週お願いします！」







急いで行かなきゃ！




ウィーーーン←ドアの音






貴「魅録〜。」



魅「バカ、走んなって言ってんのに」




貴「ゴホッゴホッゴホッ、スゥ〜ハァーそっそうだった。」


しゃがんでしまう私。




魅「大丈夫か？」



そう言って背中をさすってくれる



貴「っ、大丈夫。ありがと。(ニコ」←自然と上目遣いになってます。



魅「べっ別に/////」




なんでそんなに顔が赤いの？



貴「大丈夫？顔が赤いよ？」



魅「ボソッ)この鈍感！」




なんか言った？



貴「？」


魅「いくぞ。乗れ、」


貴「うん。」


へんなの、魅録。

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