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センラくんが屋上から出て、今この場に居るのは私一人。頬には熱が集まっているからかなんだか熱くて。ひんやりとした風が心地よい。


「 ……………好き 」

ぽつり
さっきセンラくんに言われた言葉を呟いてみると思い出すのは、さっきセンラくんに言われた言葉。





" 「 もしも俺が 」
「 ______________ 先生の事好き、とか言ったらどうする? 」 "

" 「 まあ、俺先生の事諦める気は無いんですけどね 」
「 _______ 絶対、落として先生を俺のモノにしてやりますよ 」 "




「 〜〜〜っ、………はあ 」

さっきから何一人で百面相してるのだろうか、私は。……センラくんと私はあくまで教師と生徒。あんなの、ただの冗談に決まってる。

いくら恋愛経験0だからって、生徒にドキドキされてちゃダメだろ。うん。


まだ若干熱い気がする頬に気付かない振りをして、そのまま屋上を出た。






廊下は授業中だからか静かで。……まあ当たり前と言っちゃ当たり前、なのだが。
各クラスの授業の風景を見ながら職員室へと足を進める。

センラくんのクラス、もとい私のクラスを見れば珍しくセンラくんが授業に参加していて。
さっきあんな爆弾発言を落としたセンラくんにこんな事思うのもなんだけど、少し感動した。


…………なんせ、センラくんはいくら言っても授業に参加しようとしないから。
本当に気分なのである、彼が授業に参加するのは。

珍しい事もあるものだなあ なんて少し嬉しく思いながらそのまま職員室へと向かっていった。


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高瀬その(プロフ) - Air-さん» ひい、嬉しい…有難う……;; (2017年11月27日 1時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
Air- - そのちこれ最高だよ… (2017年11月26日 0時) (レス) id: a1b877d6ed (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - ririさん» そう言ってもらえて嬉しいです;;もっと続きが気になるようなお話を書けるように頑張りますね…!(?) (2017年11月26日 0時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
riri(プロフ) - とても面白いです!続きが楽しみです´`* (2017年11月20日 23時) (レス) id: 03ef9af3da (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - 初音さん» こちらにもコメント有難うございます〜!;;れ、連打ですと…?!なら159票分の評価は全て初音様が…?!!?( 違う )最高と言ってもらえて嬉しいです有難うございます〜(;;)!これからも初音様に最高だと思ってもらえる様に頑張りますね!(?) (2017年11月20日 18時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高瀬その | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月7日 0時

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