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ばくばくばく 心臓が煩くなっているのが分かる。待ち合わせの時間は10:00、現在9:30。30分も早く来るなんて張り切りすぎかよ、私 なんて心の中で溜息を吐く。昨日急いで用意したプレゼント、それでもいつもよりは丁寧に仕上げて黄色のリボンでラッピングして。服も態々友達を呼んで決めた。ごめんよ、友よ あんな夜遅くに呼び出して。
時計を見てもそんなに早く時間が過ぎることはなくまだ9:32。……もう少し遅く来たら良かった なんて思っていれば頭上から「 あれ？ 」なんて声が聞こえる。見上げれば そこにはセンラくんが居て。まさかこんな早く来るとは思わなかったから吃驚する、……って まあ 私が言えることではない、が。
「 …………早くない？ 」
そう言えば
「 先生もな 」
なんて。にやにやした顔で「 そんな楽しみやったん？ 」って聞かれて悔しい気もするが まあ今日は クリスマス である。「 そうだよ、」なんて素直に言えば「 え、あ、……そう 」と。見ればセンラくんの顔は少し赤くなっていて。いつもは逆の立場だから何だか勝った気分 ふふん と少しドヤ顔をしていれば ぴんっ と額にデコピンされた後「 ばーか 」なんて。
「 ……センラくん照れてる 」
「 ……………煩い 」
早く行くで なんて言われ ぐいっ と手を引っ張られる。にやにや ずっとしていれば「 いつまでにやにやしてんの 」と少し呆れ気味に言ってくる。
「 んふふ、センラくんが照れた姿とかレアだなあ って 」
そんな事を言っていれば急に ぴたり と止まるセンラくん。不思議に思い どうしたの なんて聞こうとすれば ずいっ と顔を近付けられる。あともう少しで キス が出来そうな。そんな距離に戸惑うことしか出来なくて。
「 え、っと…… 」
「 ……それ以上そんなん言っとったら 」
「 ______________ キス、すんで？ 」
にやり そんな狡い笑みそんな事を言ってくるセンラくんに顔を赤くすることしか出来ない私。「 まっ、冗談やけど 」なんて言って離れるセンラくんはやけに楽しそうで。また遊ばれた と思うと悔しくなる。
「 …………そういうの、良くない 」
「 えー、なんて言った？聞こえへんわ〜 」
悔しい気持ちもあるけど それでもやっぱりセンラくん格好いいなあ とか。そういう気持ちもあって。……ああ、もう本当。
( ……… センラくんは、狡い )
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高瀬その(プロフ) - Air-さん» ひい、嬉しい…有難う……；； (2017年11月27日 1時) (
レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
Air- - そのちこれ最高だよ… (2017年11月26日 0時) (レス) id: a1b877d6ed (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - ririさん» そう言ってもらえて嬉しいです；；もっと続きが気になるようなお話を書けるように頑張りますね…！（？） (2017年11月26日 0時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
riri(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです´`* (2017年11月20日 23時) (レス) id: 03ef9af3da (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - 初音さん» こちらにもコメント有難うございます〜！；；れ、連打ですと…？！なら159票分の評価は全て初音様が…？！！？（ 違う ）最高と言ってもらえて嬉しいです有難うございます〜（；；）！これからも初音様に最高だと思ってもらえる様に頑張りますね！（？） (2017年11月20日 18時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
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