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「 ……なんでついてきたの 」
「 まあまあ、いいじゃないですか 」
「 いや、良くないから？！ 」
せっかく一人になれると思ったのに。センラくんが初めからいると分かってて煙草を吸う、……なんて事は流石の私でもできない。
そんな私の気持ちを察したのか「 あっ、吸ってくれて全然構わないんで 」と言ってくるセンラくん。
いや、吸えるわけないだろ そう言いそうになったのを抑える。
「 ……ってかセンラくん、ご飯は？ 」
「 ちゃんとありますよ 」
「 いや、何も持ってないじゃん 」
そう、センラくんは何も持っていないのだ。
かと言って、購買へ向かう様子もない。教室はもう通り過ぎたからお弁当など学校に持ってきている という事も無いだろう。
「 ああ、僕のお昼これなんで 」
「 …………は？ 」
そう言ってセンラくんが取り出したものは、ミネラルウォーターとガム。思わず間抜けな声を出してしまう。
センラくんに「 うわ、間抜けな声 」と笑われたがそんなことどうでもいい。ミネラルウォーターとガム……？
「 ま、まさかセンラくん…… 」
「 ？ 」
「 ………………お昼それだけ？ 」
私がそう聞けば 何言ってんの という表情で「 そうですけど 」と返してくるセンラくん。
……いや、いやいやいやいや、
「 センラくん 」
「 ん？ 」
「 それはお昼ご飯と言いません 」
「 んー、でもなあ…… 」なんて返してくるセンラくんに私が食べる予定だったパンを押し付ければ「 え、いや、」とセンラくんは遠慮してるのか、そのパンを拒む。
「 いいから食べなさい！強い子になれないよ！ 」
「 いや、別に俺もう強いし…… 」
「 自分で言うの？！ 」
「 んん、というより…… 」とセンラくんが口を開く。
「 別にこれだけで足りる、というか…… 」
「 例え足りてたとしても駄目、食べなさい 」
私がそう返せば、 まあ 気が向けばたべますね と絶対食べないだろという返答をするセンラくん。
一人、屋上で溜息を吐くことしか出来なかった。
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高瀬その(プロフ) - Air-さん» ひい、嬉しい…有難う……；； (2017年11月27日 1時) (
レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
Air- - そのちこれ最高だよ… (2017年11月26日 0時) (レス) id: a1b877d6ed (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - ririさん» そう言ってもらえて嬉しいです；；もっと続きが気になるようなお話を書けるように頑張りますね…！（？） (2017年11月26日 0時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
riri(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです´`* (2017年11月20日 23時) (レス) id: 03ef9af3da (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - 初音さん» こちらにもコメント有難うございます〜！；；れ、連打ですと…？！なら159票分の評価は全て初音様が…？！！？（ 違う ）最高と言ってもらえて嬉しいです有難うございます〜（；；）！これからも初音様に最高だと思ってもらえる様に頑張りますね！（？） (2017年11月20日 18時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
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