今日は・・・ ページ36
あぁ、私は何という忘れ物をしてしまったのだろうか・・・
今日は女の子の日で大量に準備していたアレを忘れて行くという何とも最悪な状況
私は恥ずかしくなって顔が熱くなる
多分赤くなっているのだろうと顔を手で覆う
言えない・・・女の子の日だなんて口が裂けても言えない・・・!!
そうしていると気付いた中也が不思議そうに私を見ていた
中也 「何かあったのか?」
そう聞かれ、私は考え込む
『あー、でもでも、女の子の日だなんて言えないし、もう来ちゃったし、戻るのもガソリン代がかかるだろうから中也に悪いし・・・。ってあれ?中也のこと気にしてどうすんの?しかも忘れたってことはまだあそこに置いてあるはずだよね。うん。そうだよね・・・どうしよう』
次第に小さくなる声に中也はは?とでも言いたげな顔をする
中也 「忘れ物でもしたのか?」
そう聞かれエスパーかこいつは・・・と思いながら半面図星だった
私は焦り気味になって言った
『い……一旦戻ってもらっていい?うぅ……本当にリアルガチでヤバいから・・・』
私は本当のことを言っただけなのだが、中也はくすくすと笑って来た道を戻って行く中也
『え?戻ってくれるの?』
中也 「忘れ物だろ?しかもリアルガチって、出○じゃねぇんだからよ」
そんなこんなで車に乗り込んだ
そして数分すると探偵社ビルの前に車が停まる
私は停まった瞬間すごい勢いでドアを開けるとそのまま探偵社ビルに一直線でダッシュした
エレベーターは待っているより階段を使う方が早いので階段を駆け上り、何とか探偵社に辿り着いた
バタンッと音を立てて開いた扉を閉めると治が驚いた表情で私を見ていた
太宰 「戻って来たのかい?」
『ぅあ、い……いいえ!忘れ物です!』
そう言って急いで自分のデスクの中からアレを取り出すと鞄にしまった
太宰 「忘れ物かい?可愛いね」
『それじゃあ改めて行ってきます。治』
そう言って探偵社をまたダッシュで出て行き、また階段を駆け下りて中也の車に一直線・・・
『ごめん中也。この後予定あった?』
息切れが激しく、言葉がそれを最後に出なくなってしまった
中也 「お前、どんだけ急いできたんだよ。別にこの後は非番だが、ちょっとドライブに』
そう言った中也は車を発進させる
『ドライブ?』
中也 「お前も来るだろ?」
え、来るか?じゃなくて来るだろ?なの!?
そう思いながら中也に行き先を任せた
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さやりん(プロフ) - すみません!!書き直します!!私も読み直して何かおかしいと思ったら漢字間違えててちょっと焦りましたw教えていただきありがとうございます! (2018年3月22日 20時) (レス) id: c100a06976 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる - 淳じゃなくて敦ですよー (2018年3月21日 22時) (レス) id: 6223962a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやりん | 作成日時:2017年5月13日 8時