暇な教師陣。【御厨真優】 ページ10
私は廊下から生徒の様子を見ていた。
音楽教師の私はあまりに暇で暇で、イエス・キリスト様のお祈りも少し飽きる···いえ、少し多めになってしまいます
「はぁ、担当教師を選べばよかったです···」
私は一言呟くと、音楽室に向かいます。
この時期音楽だけが私の救いです!
「うーん、どれにしましょうか?」
···という訳ではなく。
音楽室で嗜む紅茶があまりにも美味しく···
良く紅茶を飲ませて頂くのです。
「うーん、今回はモーツァルトですね!」
私は部屋で独り言を呟くと、プレイヤーの中にモーツァルトを入れます。
一応、プレイヤーは使っているのは生徒も使えるから。いや、能力が面倒な訳ではありませんよ!?
···って、誰に話してるのでしょう?
私は一口紅茶を口の中に入れます。
美味しいです。好きです←
「あ、ここのフレーズなら音楽苦手な人でも出来ますね。あー、でもその後が無理なのか…」
音楽とは難しいものです。できる人と出来ない人がいます。
因みに私は美術ができません。
いや、何が描けなくて…←
「……ああ、そう言えば1年ノーマルクラスの名簿を確認してないですね……」
私は紅茶をごくり、と飲み干すと生徒の名簿帳を引っ張り出す。
「……あれ?この勇助君のところ、能力が書かれておりませんね?ミスかな…」
私はペラペラページをめくっていると、そのことに気付く。
全く、ミスとは失礼ですね!
……うーん、音楽に不向きの能力が気になりますし……
そうだっ!
勇助君は1年生ですし、第1部の方なら今行けば会えるかもしれませんね!行ってみましょう!
私は窓をバッと開けて飛び降りました。
そして着地。
これくらいは出来る!勇者の嗜みです!知りませんがね!
えーと、顔写真の通りなら……
あの子ですかね?
「キミ、勇助君…ですか?」
「え?あ、えっと、そうですけど…」
「良かった!私は音楽担当教師御厨真優です!
名簿を見ていると、能力の欄が空白で……
良ければ教えて頂けませんか?」
私が話しかけた子はビンゴだったようです。ですが私の質問に目を曇らせ
「じ、実は僕能力無しなんです…!」
「は?」
と答え咄嗟に声を漏らしてしまいました。
あ、やばいやばい。
「あら、ごめんなさい!そうですか!でも逆に言えばどんなものにでも馴染めるってことですしね!いい事ですよ!では、それではまたいつか」
私はそう言ってから姿を隠した。
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そら*フィア(プロフ) - 更新しました。メモの文字数ギリギリなので私のとかいらないと思ったら消してください(メモ長文常習犯) (2022年8月13日 22時) (レス) @page31 id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2022年8月13日 22時) (レス) id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - 終わりました。F,Kの皆様、本当に勝敗をどうしましょうか?私はどちらでも良いのですが……。次の方よろしくお願いします。(以下連絡:ヒメアミさん、どうか参加希望の方々への返事をよろしくお願いします) (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - 更新終わりました! (2020年9月27日 16時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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