【花京院典明】救済【ジョジョ】

マニアック3 ページ7

「A此処に入ったらご飯を持ってきてあげようお腹空いたろう？お風呂は…朝入ってもらう両親は早いから出て行った後に、それよりも部屋に入ろうか」

そう言って手を引かれ遊びに来る時は楽しく笑いがあっだけど落ち着く部屋だったのが異質に見える
籠のようにしか見えない

「良い子に待っているんだよ」

扉が閉まる瞬間ほくそ笑んでいるのを見て本当の絶望に落とされた感覚が走った

_________

「夜食って言っておいた、ちょっと歪なのは僕が握ったから…あ、でも味は普通だよ中身は食べてからのお楽しみ」

目の前の人はニコニコして私を見るさっきはなにもなかったみたいに

「は や く」

『…いただきます』

喉が痛い、食べることを拒む見られながら食べるのは気分は良く無いけどそれ以上だ、気持ち悪い今すぐに吐き出したいでも空腹だった私は胃の底まで落ちて戻ってこないことは知っていたからとても惨めに思えた
居心地が悪い、帰りたい…もう無くなってしまったことを思うと不甲斐なさが底からジワジワと湧いてくる
顔を見ないよう俯むきながら食べた

食べ終わった後お風呂に入ってくると言ったとき、チャンスだと思って逃げ出そうとしたが今警察が私を探しているかもしれないとか扉を開けたら居たらどうしようだとか怖くて出れなかった
もたもたしている間に花京院はお風呂から帰ってきてしまった

「良い子に待ってたね」

偉い偉いと言って私の頭を撫でようとしたとき後ろに後退りをしてしまった
ヤバイ…と思って顔を見たら窪んだ目をして見ていた

『もう寝よう、ちょっと外寒くなってきたし…ね？』

「そうだね、せっかく一緒にいるからちょっと夜更かししようかと思ったけど君が言うなら」

よかったと思い私は床に寝ようとしていたら花京院にうでを引っ張られベッドに連れられた

「さ、一緒に寝ようか」

『ちょ、ちょっと花京院流石にこれは…』

「君は女の子だ、床に寝かせる訳にはいかない。それに主導権は僕にある、大人しくベッドに眠るか、今すぐに警察に突き出しても良いんだよ？」

『分かっ、た』

背中を向けて寝転がり夢の世界に逃げようとした


が急に後ろから私を抱きしめた
私は固まって動けなかった

心なしか息が荒くないか？
嫌な予感がした、家の時とは別の汗が出てきた。ついさっき花京院が言っていた〈主導権は僕にある〉と、私は馬鹿だ気づかなかった
反射的に後ろを向うとしたら花京院が覆い被さってきた

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