Bloody Connection 2【朔間零】

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「Aちゃーん！買ってきたよ〜！これで大丈夫そう？」

「うん！ありがとう！」






アドニスくんと薫さんには、料理の買い出しをお願いしてたのだ。ピザとかチキンとか。あと一応、お酒とか。飲むか知らないけど。





2人にテーブルの上に料理を並べてもらったら、会場はほぼ完成した。凛月くんのお家は一人暮らしとはいえ、割と広いからこういうのもやりやすいのだ。





ケーキも無事完成したし、あとは2人を呼ぶだけだ！






＊





鳴上さんと晃牙くんが連絡を取りあってくれたみたいで2人とも同時に家の前まで到着したようだ。





みんなでクラッカーを持って待ち構える。





お父さんと瀬名さんがリビングに顔を出したところで、





「「お父さん/パパお誕生日おめでとう！！」」





とクラッカーを鳴らせば、2人して拍子抜けした顔をした。
お父さんは「ありがとう」と笑ってくれたけど、瀬名さんはほんとにお祝いされると思ってなかったらしく、口を開いたまま固まってた。




「あら、泉ちゃん、泣いてもいいのよォ？」

「はぁ？泣かないからぁ！」




「はい、屈んで！」とお父さんに「本日の主役」のタスキを渡した。私たちの誕生日パーティの恒例のタスキである。




「これ、全部Aとミッちゃんが考えて作ったんだよ〜？すごくない？」

「およよよ。ほんに凄いのう。涙が出てしまうわい」





なんてお父さんのいつもの嘘泣きをもらって。





「今年もAがケーキを作ってくれたのかえ？」

「うん！もちろん！」

「くくく……♪今年もとても凝ってくれておるのう。食べるのが勿体ないところじゃが……、美味しく食べようぞ♪」

「お父さんのそういうところ好きだよ」






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「はい、プレゼント！」

「ありがとう、今年は珍しく手作りかえ？」





そう、私が作ったのは瑞希と同じく小さなくまのぬいぐるみ。やり方を教えて貰って、コツコツ作ってたのだ。






「えへへ。上手くできてるでしょ！大切にしてね！」

「あぁ、もちろんじゃよ。最高の誕生日プレゼントじゃ」







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