Feb.340 ページ6
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豆を拾い終わって、薫くんと少し街をぶらぶらした。薫くんおすすめのカフェのケーキはとても美味しかった。帰ってくると、なんだか中庭が騒がしい。
｢おい、月永！！貴様も仕事をしろ！｣
｢待ってケイト！今いいフレーズが浮かんだんだ！ああ！霊感が止まらない！｣
｢貴様のためにやってる事なんだぞ…｣
レオと敬人の声が聞こえてきたと思ったら、その声は人混みでかき消された。
｢なんで、あんなに行列出来てるの？｣
｢ちょっと、行ってみようか｣
行列ができているテントの近くまで移動すると、なんだかいい香りがする。ちらっと覗いてみると、敬人がなにやらスープをお皿に盛ってはお客さんに配っている。その近くでレオは作曲してるけど。
｢おや、Aちゃんも食べに来たのかい？｣
｢英智。これは何を配ってるの？スープ？｣
｢ふふ、けんちん汁らしいよ。節分だからね。敬人が面白いことをやってるって聞いたから僕も来てみたんだ｣
｢へぇ｣
けんちん汁。節分ではよく食べるらしい。
｢Aちゃん。俺たちも食べようよ｣
薫くんにそう言われて、｢そうだね｣と返事をし、列に並んだ。列は思ったよりもすぐ進んで、私たちが貰う番になった。
｢やっと来たか…。言っておくが、けんちん汁を配ろうとか言い出したのは、俺じゃないからな。｣
｢え？｣
｢早く仲直りしてくれ。こっちまで調子が狂う｣
そう言って、敬人は薫くんに1杯。私に2杯よそってくれた。
＊
近くで地面に寝そべりながら作曲していたレオの傍に腰を下ろして、けんちん汁を置いた。
匂いに気づいたのか、それとも私の気配に気づいたのか。レオは顔を上げて、｢Aだ〜！うっちゅ〜☆｣と笑顔で言った。
｢……レオ、ごめん。けんちん汁、一緒に食べよう？｣
｢…おれの方こそごめんな｣
敬人や薫くんから聞いた話によると、これを作ったのはレオらしい。｢俺は少し手伝っただけだ｣と敬人が言ってた。レオは何も言わないけど、私が恵方巻きを一緒に食べたかったってことに気づいて、作ってくれたんだろう。
私の部屋で作っても素直になれなくて私が怒るだけだから、こうやってみんなに配る形で私にも届くようにした。一見なんでもないように見えて、私のことをよく考えてくれている。
｢ありがとう。美味しい｣
｢ん！なら、良かった！｣
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玲咲(プロフ) - あんスタのお豆さん» こちらこそありがとうございました！思い返してみたら、Edenあんまり出てなかったな…と思ったので今回リクエスト貰えて良かったです！これからもよろしくお願い致します！ (2022年2月10日 21時) (
レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタのお豆 - ありがとうございました！どこのユニットもですけどほんとに個性強いですよね！笑笑 Eden大好きなので書いていただけたのが本当に嬉しいです!終始ジュンが可愛かった笑笑 (2022年2月10日 20時) (レス) @page12 id: b1296ee47d (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - ぶるブルブルミちゃんさん» そうだったんですね(´･･`) (2022年2月10日 20時) (レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - 玲咲さん» 零様取りたくて、55回まわしたのに出なかったです、、 (2022年2月10日 16時) (レス) @page12 id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - ぶるブルブルミちゃんさん» コメントありがとうございます！原作のストーリーも最高でしたね！(^^) (2022年2月10日 1時) (レス) @page11 id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲咲 | 作成日時：2022年2月1日 15時
