【あんスタ】私達の星奏館10【月永レオ】

Jan.333 ページ33

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3人が手伝ってくれたこともあり、洗濯はすぐに終わった。







｢お礼はお金というか、L＄じゃないんだけど大丈夫かな？ごめんね〜。私、手持ちのL＄持ってなくて…｣

｢いえ！お礼なんて大丈夫ですよ！｣

｢オレたちが手伝いたかっただけなんだぜ！｣

｢はい！気にしないでください！｣

｢いい子すぎるよ〜〜｣






なずな、いい子達に育てすぎだろ…！！いや、元からいい子達なのか！？他の人にも見習って欲しいぐらいである。






｢でも！お礼になるか分からないんだけど！昨日作ったお菓子が沢山あるから、どうかな〜って思って｣

｢Aさんの手作りですか？｣

｢友也くん、そう！私の手作り！｣

｢ぜひ、食べてみたいです！｣

｢ぼくも食べたいです〜｣

｢オレはパンが食べたいんだぜっ、パンパンッ｣

｢んー、パンはないかな〜｣







そんなこんなで、私の部屋に移動することになった。なずなには後で私の部屋に来てもらうことにしたよ。







＊






｢お口に合うといいんだけど｣






紅茶と一緒に3人に出したのは、チョコレートのブラウニー。紅茶部である創くんが｢ぼくが入れますよ｣と言うから、｢お礼だから私に入れさせて！｣とお願いすれば、｢ありがとうございます｣とにっこり笑顔を見せた。







…なんか、いつも凛月がごめんな…。







｢おいしいです！｣と口々に言った3人はブラウニーをペロリと平らげ、｢もっと食べたくなるくらい美味しいです｣と友也くんが言うから、｢もっと食べる？｣と言えば｢いいんですか！？｣と身を乗り出して言ってきた。






お世辞をお世辞と受け取らない私だから、心の中で本当はもういらないけど…なんて思ってても絶対汲み取ってやらないからな！！





｢ちょっと、作りすぎちゃってね〜。あはは、食べてくれるとこっちとしても助かる｣

｢わ〜、ぜひ食べさせてください…♪｣






チョコレート味のクッキーやらバームクーヘンやらプリンやら生チョコやらと沢山のお菓子を大皿に乗せて3人の前に持っていった。








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