Nov.255 ページ12
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そこは別にそんなに重要じゃなくてね…!
「ば、ばれてたの?」
「まあネ。だっテ、ボクと話す時だけ様子がおかしかったシ、そういう噂もちょっと聞いてたしネ」
「…」
絶句。これに尽きる気がする。夏目くんにバレないようにこっそり応援していたのに、まさかバレていたなんて。じゃあ、なんだ。私が夏目くんの前で普通でいるよう心がけてたのを夏目くんは全てを知っていた上で対応していたとでも言うのか。神か。
「でモ、このグッズってだいぶ前のものだよネ?どうやって手に入れたノ?」
「え?私は入学式の頃から夏目くんのこと応援してるけど」
「!?」
さも当然かのようにそういった私に夏目くんは驚いた。それは知らなかったんかい。「そんな初めの方かラ…?入学式の日に会ったっケ?」という言葉に今度は私が驚いた。
「え!?お、覚えてないの!?会ったよ、会った!ハンカチ拾ってくれた!」
「ハンカチ?あァ、あの女の人ってAねえさんだったんダ」
女子は私しかいないというのに認識すらして貰えてなかったことに悲しくなった。
綺麗になった壁に満足して、ベッドから下りる。その時に床に落ちていた紙に私は滑って転びそうになった。
「うわっ」
「ちょ、あぶないっ!」
ドサッという音。私には痛みは来なくて。
「イッテテ…。Aねえさン、大丈夫?」
「…」
体を少し起こせば、至近距離に夏目くんの顔。かっこよすぎて、思考が停止した。その戸惑っている顔も私を見上げている顔も私の性癖をくすぐる。
もう少し、もう少しだけ近くで見たい。
もう少しだけ…
「おまえら、なにやってんの?」
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玲咲(プロフ) - あんスタのお豆さん» 楽しみにしててください〜。妄想を頑張って文字に起こします…!笑 本当に早いですよね…もう12月…1年があっという間でした!笑 (2021年11月30日 13時) (レス) @page38 id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタのお豆 - よっしゃ!12月分楽しみにしてます!月日流れるの早いですね、、もう12月か(( (2021年11月30日 11時) (レス) @page38 id: 8b24582a0b (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - きこりさん» 改めまして、リクありがとうございました!大学生活ほとんど書いてなかったなぁって思ったので、ありがたかったです!これからもよろしくお願いします! (2021年11月27日 10時) (レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
きこり(プロフ) - もう、、最高でした、、、、あんなふわふわしたお題だったのにここまで素敵なお話にしてくださるなんて、、大学生活の1面や、夢主が愛されている1面が見られてほっこりしました!ありがとうございます!! (2021年11月27日 10時) (レス) @page33 id: 0657e68793 (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - あんスタのお豆さん» 楽しんでいただけたなら良かったです!何回も読み返して下さってるんですか!?ほんっとに嬉しいです!ありがとうございます…!最後まで見守っていただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2021年11月24日 8時) (レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲咲 | 作成日時:2021年11月1日 15時