【名探偵コナン】転生案件はお呼びでない 2

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諸伏景光も降谷零帰って来ず深夜の2時を回ってしまった。




ハロは寝てしまったけど何故か私は全然眠くない。




眠気を誘おうとソファで本を読んでいたら玄関の扉が開く音がした。どっちかなと軽く振り向いたら兄だった。




「おかえりなさい」と言ったが返答はなく無言で隣に座って膝に頭を置いてきた。




膝枕、ですか。何ですか、お疲れですか。




頭に手を置いて軽く撫でたり弄ったりしていたら腰をホールドされた。何だ、これ。




そういえば一昨日から帰ってきてなかったから3徹か、やばいなこの人。




「…腰細いな」




ボソッと呟いてるけど丸聞こえだぞ。妹だからって気抜き過ぎだぞ。




お疲れ様です。と言ってやったら腹に顔を埋めてきた。子供かよ。




「あったかい」と呟いていた。




「もうこのまま寝ていいよ」と言ったら「甘やかさないでくれ」と弱々しく言われた。




妹にぐらい甘やかされていいんだよ、兄にはそういう特権があるんだから。




だから寝てください。頭を撫でてから「おやすみなさい」と言えば本当に寝てしまった。




そうとうお疲れのようで。あまり動かないように近くにあったブランケットを降谷零の体にかけてやった。




甘えていいよと言ったがこのままだと本当にこの人結婚するタイミング逃しそうだな。




自分も人のこと言えないけどさ、それでも兄なら幸せになってほしいと思うじゃん。




普通の恋愛は出来なさそうだけど普通に結婚はしてほしいな、それで子供の顔見てみたい。




それで仕事しながら友人と酒交わして仲良くやってほしい。その時に自分がいるのか分からないけど。




「…幸せになってほしいなぁ」




末永く友人と愛した人と一緒に、他の人もそうだけど特にあの五人には。




誰もかけないように今度は本当に祈るしかないけどそう願っております。




今更ながら眠気がやってきた。一つあくびをした後、リモコンで電気消してそのままソファで兄妹仲良く眠りについた。

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