【名探偵コナン】転生案件はお呼びでない 2 (ページ5)

今日:103 hit、昨日:217 hit、合計:482,830 hit

55 ページ5

足のせいでバイトに復帰出来ず暇ができた。

いや、ちゃんと執筆活動もしてます。ハロのお世話だってしてる。それでも暇な時がある。

新しい趣味でも見つけようかなと思い一つ思いついた。そうだ、趣味といえばあの人だ。

という訳で即実行。とある人が帰ってきて少しして声をかけた。

「ベース教えてください」

ソファに座る諸伏景光は「え」と驚いた様子だった。何ですか、私だって貴方に頼み事ぐらいするけど。

「良いけどベースないよ？」と言われたがノープロブレム。今日中古で買ってきた。

ベースについて何一つとして知らないけど教えてくれと言ったら笑われたけど「わかった」と言って隣に座れと唆された。

教えるのが上手いのかドレミファソラシドだけ弾けるようになった。ベース楽しい。

「ゼロもだけどAは筋がいいな」と褒められてしまった。まじすか、やった普通に嬉しい。

「でも何でベース？」と聞かれたから「暇だから」と答えた。嘘つく必要ないし。

兄に教わるとなんか後々面倒だから諸伏景光に頼んだことは黙っておこう。

ごめん、疲れてるのにと言ったら「ゼロじゃなくて俺に教えてって頼んでくれたのは嬉しかったからいいよ」と言ってくれた。

なんだこいつ、イケメンか。笑顔が眩しい。髭面なのに。

「…今度から兄さんに教えてもらう」

「え、なんで」と聞いてきたが煩い。顔が良いのが悪い。

ハロを抱きかかえてそっぽ向いてやる。後ろからなんでなんでと聞いてくるが絶対言わない。墓場まで持ってくもんね。

ハロォ、隣の髭面がいじめてくるよ。私の癒しはハロだけだ。おい、髭面こっち見るな。今私の顔赤いんだから。