【名探偵コナン】転生案件はお呼びでない 2

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降谷零がここに住み着いて数日。想像以上にこの人はスペックお化けだった。



あとハロっていうワンちゃん連れてきた。何だこの白いモコモコは、可愛いな。




え、触っていいの？




膝の上な乗ってきたハロを撫でてやると此方に擦り寄ってきた。今日から私は犬派です。




何ですかこれ、超可愛い。抱き上げたら顔をペロペロ舐めてきた。はい、可愛い。




べっちゃべちょになったけど、可愛いから許す。警戒せず懐かれたようで良かった良かった。




散歩させたかったけどまだ足治ってないから無理だった。残念。




え、ここにハロを置いていいか？勿論良いですよ。ここのマンション、ペット可だし。




今更犬一匹増えたって気にしませんよ。動物は基本好きだから飼えないなんてこともない。




「ハロくんは大丈夫？」と冗談で聞いてみたら元気よく鳴いた。言葉分かるのかな、すごいな。流石兄の犬。




「兄さん、私も世話していい？」と聞いたらそのつもりだと言われた。




「ハロもAに懐いたみたいだし良かったよ。ヒロなんてずっと吠えられてたぞ」




私には初めから懐いてたけど、兄と匂いが似ているのだろうか。




それと、さっきからずっと顔舐めてるな。私の顔美味しいのか。




「…そろそろ顔洗ってこい」




膝に乗せていたハロを降谷零が抱き上げた。もう少し触っていたかったが仕方ない。




渋々ソファから腰を上げて顔を洗う。タオルで顔を拭いたあと鏡で改めて自分の顔を見る。




いや、うん。そっくりだな降谷零と。目元の辺りが特に。これで肌が褐色だったら瓜二つだな。




いっそ髪ショートに切ってみようか。いやでも、兄に迷惑かかりそう。似てるからといっても黒の組織に拉致られるとかありそうだから笑えない。




さっさとリビングに戻ると今度は降谷零にハロがじゃれていた。




写真撮っていいですか？え、ダメ。それは残念です。




ハロの頭を撫でたあと兄が無言で頭を突き出してきた。なんだ、撫でろってか。




頭に手を置いて軽く撫でた。サラサラだな。




撫で終わったら「撫でてやろうか」と手を広げてきたが拒否させてもらった。




やめろ恥ずかしい、この歳になってベタベタ兄に甘えられない。




「僕には甘えていいんだよ」と言ってきたが大丈夫です。結構周りに甘えてますから。

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