【吉良ヒロト】新しいマネージャーが俺の好きなアイドルだった件〜2〜【オリオンの刻印】

抱きついた相手は…… ページ2

｢…ヒロト、大丈夫？｣


吉良｢な、なんの問題もねぇ……｣


心配だからヒロトの隣に座っていたのだけれど
　
正直シャレにならないほどヒロトの顔色が悪いんだよね

本人は認めたがらないんだけど、怖いなら怖いっていえば良いのに…


反対側のタツヤさんも心配そうな顔で見てる


タツヤ｢けど震えてるぞ？｣


吉良｢こ、これはその、せ、世界を前にして武者震いってやつだ！｣


｢強がるねぇ……｣


これは最後まで我慢する感じかなと思った瞬間──

吉良｢うわっ！｣


タツヤ｢…っ｣


｢……………は？｣


子文｢……｣


ここで皆さんに今の状況を説明します

飛行機が揺れた→ヒロトがびっくりしてタツヤさんに飛びついた→タツヤさん一瞬驚いたけどすぐに冷静になった→私硬直→隣の子文さんもびっくり


｢………そっか、ヒロトそっち系だったんだね｣


吉良｢ああああ！！違う違う！これはだな……その…た、タツヤ！タツヤから抱きついてきたんだ！俺は悪くねぇ！｣


タツヤ｢俺は抱きついてなんかないぞヒロト。そっちから抱きついてきたんじゃないか｣


｢いいのヒロト。私頑張ってヒロトのこと忘れるから、タツヤさんと幸せになって｣


吉良｢だから違ぇって！｣


不動｢お前らは一体なにをしてるんだよ……｣

手→←飛行機

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