番外編 宿題 ページ18
紗奈「ねぇ佳主馬、夏休みの宿題終わった?」
そう言って隣に座ってパソコンの画面を見ている佳主馬に話しかける
佳主馬「あと少し残ってるけど」
紗奈「その宿題手伝うからさ、私の生物助けてくれない?」
お願い!と佳主馬に頼む
佳主馬「いいけど、どこ?」
紗奈「ミジンコのとこが特にダメなの」
佳主馬「これ、教科書見たらいいんじゃないの?」
紗奈「どれも同じにしか見えないし教科書忘れたしパソコンで調べ方わかんない」
紗奈はお手上げのポーズをする
佳主馬「馬鹿なの」
紗奈「ひどい!生物以外ならできるもん」
佳主馬「はいはいやるよ」
呆れた顔をする佳主馬
紗奈「バカ佳主馬」
佳主馬「手伝わないよ」
紗奈「嘘ですごめんなさい、助けて」
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紗奈「ありがとう!これで私の生物の宿題は救われた」
佳主馬「改めて実感したよ、ここまで破滅的なのなかなかいないよ」
紗奈「なんで佳主馬はそんなに生物できるのさ」
佳主馬「紗奈が生物聞いてくるから教える前提で勉強すると自然に覚えるんだよ」
紗奈「佳主馬ほんとそういうとこ優しいよね」
ありがとうと佳主馬に近寄る
佳主馬「うるっさい、紗奈は生物できるようになりな」
紗奈「こればっかりは仕方がない」
佳主馬「開き直った」
紗奈「佳主馬に教えてもらうのがいいんじゃんさぁさぁ、次佳主馬だよ」
さらっととんでもないことを言う紗奈
佳主馬「ばか」
照れ混じりの佳主馬
紗奈「なに?」
佳主馬「なんもない」
そう言って数学の宿題を出す
紗奈「数学なら任せて大得意」
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佳主馬「ほんと生物との差なんなのさ」
紗奈「ふふん!」
自慢げに佳主馬を見る
佳主馬「その顔ムカつく」
紗奈「これに関してはドヤってもいいでしょ」
佳主馬「ドジなくせに」
紗奈「今それ関係ない!」
佳主馬「今日で何回つまずいた?」
紗奈「ここに来てから3回」
佳主馬「ほらドジ」
紗奈「それだけだもん」
佳主馬「教科書忘れたのは?」
紗奈「うぅっ」
佳主馬「今日持ってくるって言ってた新しいヘッドホンは?」
紗奈「あ………忘れました」
佳主馬「なにやってんの」
紗奈「絶対実物見せたかったのに!」
佳主馬「はいはい、また今度持ってきな」
紗奈「あれ、めちゃくちゃいいんだから」
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作者名:りーにょ唯月 | 作成日時:2020年9月8日 18時