【サマーウォーズ】OZと現実

46話 ページ47

のんきにじゃない

太助｢翔太…っ｣

佳主馬｢…いだ｣

佳主馬？

私の手を退ける

翔太｢んあ？なんだって｣

佳主馬｢おまえのせいだー！｣

佳主馬が翔太兄に殴りかかった

健二｢佳主馬くん｣

佳主馬を私と健二さんで止めに入る

佳主馬｢おまえのっ｣

翔太｢ななななっ何しやがっ｣

翔太兄は顔面に当たったようで

鼻から血を出して痛がっている

健二｢大丈夫?!翔太兄｣

翔太｢うるへー！｣

心配してくれる健二さんに強く当たる

翔太｢まじでなんなんだよ。てめぇが来てからろくなことねーよ！｣

｢……｣

翔太｢夏希はバカだしよ、ばあちゃんは死ぬしよ、佳主馬には殴られるしよ｣

みんな黙って翔太兄の話を聞く

翔太｢全部てめーのせいだ！さっさと東京帰りやがれ｣

太助さんが止めに入る

太助｢翔太なんてこと言うんだ｣

健二｢すみ…ません…｣

私は我慢ならなかった

紗奈｢いい加減にしてよ｣

翔太｢は？｣

紗奈｢健二さんが悪い訳じゃないじゃない
夏希姉が選んで連れてきて、たまたま不幸なことがおこって、佳主馬のけんだって周り回って翔太兄が私達がして欲しくないことをしたからでしょ。健二さんに責任をなすりつけるのはおかしいでしょ｣

はぁはぁ

息が切れる

健二｢紗奈ちゃん｣

翔太兄の気持ちもわかるけどそれでも

紗奈｢それに健二さんに助けられてることだって沢山あるのに全部健二さんのせいにして帰れ？ふざけないでよ｣

興奮状態の私を万助おじさんが落ち着かせる

万助｢紗奈落ち着け｣

申し訳ない気持ちで

紗奈｢健二さんも謝らなくってもいいんだよ｣

と声をかける

健二｢あり…がとう｣

誰も話せない雰囲気が続く中

佐久間｢なんだこれ｣

健二｢え｣

佐久間さんが何かに気づく

佐久間｢ワールドクロックが｣

パソコンの画面いっぱいに映し出されるクロック

｢｢クロックの数字が…狂ってる｣｣

クロックが訳の分からない数字を刻んでいて

ｶﾁ

健二｢とま…｣

クロックが止まったかに見えた

ﾋﾟ

ﾋﾟ

ﾋﾟ

ﾋﾟ

｢なんのカウントダウン…だ｣

みんなが理解できないといった顔で画面を見つめる

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