【サマーウォーズ】OZと現実

45話 ページ46

クーラーの代わりにしていた氷がほとんど無くなっていた

みんなで困惑していると

真緒｢翔太兄が持っていったよ｣

｢｢なんでぇぇえ｣｣

もう氷もない

なんでほとんどもっていったの！

太助｢まずい、今システムダウンしたら大変なことに…｣

そんなことをになったら今までの事が…

万助｢すぐに襖を取り払え｣

急いで大人組が襖を取り払う

健二｢なんの…音？｣

健二さんが初めに気付き

みんなで耳を澄ますと

ﾐｼﾐｼ

ﾐｼｯ

ﾐｼﾐｼ

ラブマシーンを閉じ込めた塔から軋む音がする

何事か、と塔を見ていたら

塔から黒くて大きい手が出てきた

｢｢え…｣｣

手だけじゃなく顔

最後には全身が出てきた

閉じ込めた時よりも何倍も大きん膨れ上がって

あぁ、私達には勝たせて貰えないのだろうか

みんなで団結して頑張ったのに

｢あれはアバターの集合体、その数4億以上｣

その数を聞いて思わずゾッとした

あの塊は圧倒的な威圧感

本能的に逃げなければと思った

が、指が動かない

カズマに集合体の手が伸びていく

紗奈｢カズマ！｣

思わず名前を呼ぶ

健二｢佳主馬くん逃げて！｣

佳主馬も脳内処理が追いつかなくて

動けないようだ

お願い逃げて！

佳主馬!!

結局私も助けにいけず

逃げれないまま攻撃を受け

雲にぶち当たり動かなくなる

画面には

【 K.O 】

の文字

唖然とした雰囲気の中

紗奈｢佳主馬…｣

震える佳主馬の手の上に手を添える

周りを見る余裕なんてない

そんな時に翔太兄が氷を持って

話しかけてきた

翔太｢この暑さでばあちゃんが腐っちまうって時にお子様はのんきにゲームかよ｣

46話→←44話

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す