【サマーウォーズ】OZと現実

42話 ページ43

広間に行くとみんなが氷を運んでいた

紗奈｢私も小さいの運ぶ｣

万助｢ダメだ｣

お前に重たいのは持たせられん

と言われ渋々タライを持って

叔父さんの後ろを歩く

タライを運んでいたら

紗奈｢わっ｣

急に床が近づく

健二｢紗奈ちゃん！｣

一斉に紗奈に視線が集まる

あぁ転けるなと思った

衝撃を覚悟して目を瞑るが痛みはこず

お腹の辺りに感覚がある

目を開けると

健二｢紗奈ちゃん大丈夫？｣

後ろにいた健二さんが私を抱えてくれていた

紗奈｢ありがとう｣

健二｢紗奈ちゃんに怪我が無くて良かった｣

万助｢お前はほんとよく転ぶな｣

紗奈｢今回は健二さんのおかげで未遂だよ｣

健二｢いや…｣

少し褒められたことによって健二が照れる

佳主馬｢紗奈｣

紗奈｢ん？｣

紗奈が佳主馬にかけよる

佳主馬｢ここ｣

駆け寄ってきたことに満足したのか、

紗奈に座るように促す

紗奈はよく分かっていないが

断る理由もないので大人しく座る

佳主馬｢紗奈｣

紗奈｢ん？｣

佳主馬の方に顔を向けると

口の中に甘い味がする

佳主馬｢金平糖、好きでしょ｣

紗奈｢うん！好き｣

佳主馬は少し顔を赤くする

紗奈｢ありがとう｣

ーーーー

ﾎﾟｺﾝ

【果たし状】

ﾎﾟｺ

【本日正午(日本時間)
OZ格闘競技場にて待つ。
キング・カズマ】

私はパソコンを取って

佳主馬の横に座わりなおす

紗奈｢万助おじさんからの陣内家の秘訣
守るものの数だけ強くなれるんだって
家は数が多いからね｣

思いだけならどこにも負けないし

佳主馬｢それさっき師匠から聞いた｣

紗奈｢先越されてたのか
でも、佳主馬ならできるよ｣

佳主馬｢分かってる｣

これは佳主馬なりのありがとうだ

みんな準備ができて位置につく

健二｢今度は勝つよ｣

紗奈｢1分切った｣

佳主馬｢しまっていこう｣

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