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あれからさらに数年、Aが桑島の元で酒を飲んだ帰りに街中を歩いていると、鬼殺隊の制服に身を包んだ少女に会った。長い艶やかな髪に蝶の髪飾り。なんとも可愛らしい少女だ。
「お主は鬼殺隊か？」
最初に声を掛けたのはAだ。理由は勿論仲良くなるために。
「ええそうよ、貴方は……鬼、とは少し違うみたいね」
「妾はA、鬼舞辻とは全く関係のないただの古びた鬼じゃ。鈴鹿御前と一度は聞いた事があるじゃろ？」
「まぁ！そうなの？私は胡蝶カナエと申します。鬼殺隊で花柱をしているの」
「そうかよろしくのう、そうじゃ、お主にはこのお守りを渡しておくかの」
そう言ってカナエに渡したのはいつかのあのお守りだ。Aは夜に出歩く事が多いため道行く人間にこのお守りを渡している。
それは鬼殺隊の柱だろうが関係なく、カナエにも自分の術で作り出したお守りを差し出した。前回のとは少し違い、そのお守りの持ち主を守る事に尽くした代物だ。
「これは？」と聞かれお守りの効果について簡単に説明した。
「あらあら〜ありがとうございます！」
胡蝶カナエと言う人物は、鬼にさえ慈悲の心を持ち合わせるとても優しい少女だ。「鬼と仲良くなりたい」といった鬼と人間の共存を望んでいる人物でもある。
その考えはAにも反映されるようで、中々に友好的だった。と言ってもAの存在は純粋に産まれた時から人外。人間とも鬼殺隊で言う鬼とも違う種類の物なので、立場的には微妙だ。
「ふふっ、喜んでもらえたようで何よりじゃ。これから鬼を狩るのじゃろ？しっかり気を付けて行きなさい」
「はい！」
まあ、そんなことAとカナエは微塵も気にしていなかったが。
＿＿
＿
後日、カナエが上弦の弐に遭遇し怪我をしたと聞いて、すぐさま鱗滝の家を飛び出した。
Aと別れた後すぐに上弦の弐と遭遇したらしい。
上弦の弐と言えば、あの鬼舞辻無惨が配下に置く十二鬼月の二番目に強い鬼だ。
ただでさえ上弦は最低でも柱三人分の強さがあると言われているのに、まさかのカナエが遭遇したのが弐の数字の付く物だなんて
最悪、重傷どころではないないかもしれない
その考えが走るAをさらに急がせた。
途中前回Aの元に耀哉からの伝言を知らせに来ていた鎹鴉の案内によって、予定よりも早く蝶屋敷に着くことが出来た。
「カナエ！！」
そして途中自分の事を止める声が聞こえたのも無視して、彼女の気配がする部屋に飛び込んだ
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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