Scarlet Destiny～アズカバンの囚人～Ⅱ【ハリーポッター】 (ページ40)

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私はハリーの方を見ると目が合い、頷きニヤリと笑い、私は杖を取り出して一振した。すると、雪玉がコウモリの形になり、ふよふよと浮き出した

ハ｢僕達に任せてくれ｣

また杖を振るとコウモリの形をした雪玉がドラコに思いっきり当たった。もちろんやったのは私だ。友達のことを馬鹿にする子は少し鉄槌を下さないと…

ド｢なっ、なんだ！｣

すると、ハリーは私の手を掴んでそっとドラコ、クラッブ、ゴイルの背後に回り込み、しゃがんで泥をすくいクラッブとゴイルに思いっきり投げた

ロンは垣根につかまらないと立っていられないほど笑いこけた

『ハリー、ドラコには雪を投げてね？』

私は小声で言うとハリーは小さく笑いながら頷き雪玉を3人に投げていった。私も杖をしまい、片手で投げた

ド｢いったいなんだ？誰がやったんだ？｣

焦って周りをキョロキョロしているドラコが可愛くて私はもっとイタズラしたいと思った

ロ｢このあたりはなかなか呪われ模様ですね？｣

ロンは天気の話をするような調子で言ったので私とハリーは声を殺して笑い合った

ド｢あそこから来たぞ！｣

ドラコが顔を拭いながら私達から左に2メートルほど離れた一点を睨んだ。全然違うところ見てて可愛いなと思いながら雪玉をクラッブに投げた

するとクラッブは両腕を突き出し、危なっかしい足取りで前進した。クラッブはロンしか見えないのでロンに掴みかかろうとした時、ハリーが突き出した足に躓き、頭が透明マントから飛び出した

ド｢う、うわぁぁぁあ！！｣

それを見たドラコは目を丸くして叫び、死に物狂いで丘を下りていった。クラッブとゴイルも後を追った

ロ｢ハリー！A！｣

ロンがヨロヨロと進み出て、呆然としたハリーの前に来た

ロ｢逃げた方がいい！さっきのをマルフォイに見られたから＿＿＿｣

『ドラコが告げ口をするかも！』

私はロンより先に言うとロンが強く頷き、ハリーは目を見開いてロンにさよならを告げ、急いで私達は来た道を戻って行った

魔女の像から出て、歩きだし、銅像の影から私達が飛び出すと、急ぎ足で近づく足音が聞こえたので前を向くとスネイプが私達の前に立ち塞がった

ス｢ポッター、スカーレット、一緒に来たまえ｣

スネイプの表情は勝ち誇る気持ちを無理に抑えつけた様だった。私はハリーの手を掴んでこっそり反対側へ歩いて行ったがスネイプにバレ、首根っこを掴まれながら地下牢へ引き連れられた