Scarlet Destiny～アズカバンの囚人～Ⅱ【ハリーポッター】 (ページ36)

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ロ｢店に侵入したんだったら、噂が僕達の耳に入ってくるはずだ｣

私とハリーはロンがそう言う考え方をしたのが嬉しかった。それからロンはにわかに英雄になった。注目されるのが初めてなロンはそれを楽しみつつ、あの夜の出来事をまだショックを受けてはいたが、聞かれれば誰にでも嬉しそうに語って聞かせていた

シリウスが侵入した二日後の間はいつもの広場に行ってドラコとおしゃべりしていた。この時間を楽しみしていて、ドラコが話す度に私の心はうるさかった。ハリー以上の、ドキドキが…私はそれを噛み締めながらドラコと話した

いつものように学校のふくろう達が郵便物を運んで大広間にスィーッと舞い降りてきた。ネビルが合言葉を何度も忘れていることがおばあさんにバレて、ネビルの所に吼えメールが来て｢なんたる恥さらし。一族の恥！｣とガミガミ怒鳴っているところを、可哀想だなと見ているとフランが私の手首をツンツンと突っついた

『いてっ！あっ、フラン、ありがとう～』

封筒を受け取り、破る間、フランにコーンフレークを、あげると嬉しそうについばんでいた

手紙はハグリッドからでどうやらお茶の誘いだった。だけど、ハグリッドが迎えに来るみたい

ロ｢きっとブラックのことが聞きたいんだ！｣

ハーマイオニーがいないのでロンとハリーに言うとロンがそう言った

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午後6時、私とハリーとロンで玄関ホールへ行くとハグリッドはもうそこで待っていた

ロ｢任しといてよ、ハグリッド。土曜日の夜のことを聞きたいんだろう？｣

ハグ｢そいつはもう全部聞いちょる｣

ハグリッドは玄関の扉を開け、私達3人を外に連れ出しながら言った

ロ｢そう…｣

ロンはちょっとがっかりしたようだった。ハグリッドの小屋に入った途端、目に入ったのはビックバークだった

ハグ｢実は3人に話してえことがってな｣

ハグリッドが紅茶をいれ、柄もなく真剣な顔で言った

ハ｢なんなの？｣

ハグ｢ハーマイオニーのことだ｣

ロ｢ハーマイオニーがどうかしたの？｣

ハグ｢あの子はずいぶん気が動転しとる。ハーマイオニーはよーくここに来た。最初はファイヤボルトのことで、今度はあの子の猫が＿＿＿＿｣