トリップ少女〜立海〜

５　　入学式 ページ5

シ(眠い・・・。)

今は入学式の真っ最中。貴也は仕事で来れないって言っていたけど・・・別に構わないし。

にしても、校長の話なげぇよ！まじで眠いんですけど・・・

シ(ん？)

あそこの赤髪・・・丸井ブン太だっけ？隣に座って寝ている人は白髪だー。
・・・紅白だな。あ、あそこには青髪の人いるし。綺麗―、美人―。モテそうだな。

にしても、眠気覚めたなー。ほら、寝ている人見るとさ自分の眠気が覚めちゃう人いるじゃん。私そうなんだよねー。

シ(別のこと考えていたら、終わるのはぇな。)

あ、こういう口調だし。姿だし、私って言うより、僕か俺にしよう。・・・どっちにしようかな。んー・・・俺でいいか。

シ(新入生代表の人、和風美人―。てか目細っ！！見えてるのか？)

そんなことを考えていたら、入学式は終わった。


―in 教室

シ「ねむ・・・。」

俺は今、机に突っ伏し中。丁度、窓際の一番後ろの席なんだよねー。眠気が・・・。

シ「・・・スゥ、スゥ。」

俺はその後、熟睡してしまった・・・。

起きたのは、HRが終わったとき。一人の男子が声をかけてくれた。

シ「起こしてくれて、どうも。俺は東雲シアン。女だ。」
比「私は柳生比呂士です。よろしくお願いしますね。あ、私は隣の席なんです。」
シ「そうなのか。寝てたから、知らなかった。起こしてくれてサンキュ。」
比「いえいえ。」

なんか、紳士的な人だな。目は眼鏡で見えないけど・・・。

比「部活は何に入るつもりなんですか？」
シ「・・・一応帰宅部希望。」
比「立海は強制ですよ？(苦笑」
シ「マジ・・・。まぁ、どうにかなるでしょう。俺、父と二人暮らしで忙しいし。という理由にすれば・・・。」
比「ハハ。(苦笑」

柳生は苦笑をすると、荷物を持った。

比「それでは、私は部活見学に行ってきますね。」
シ「ガンバレー。」

あ、柳生は何部に入るのか聞き忘れた・・・。まぁ、いいか。

俺はその後、職員室によって部活のことで話をした。なんとか、許可をもらったぜ☆

シ「ま、興味があれば入ろうかな・・・。テニスやりたいし。」

俺はテニス部を横目で見ながら、家に帰っていった。

シ「ただいま。」
貴「お帰り。どうだった？」
シ「なんと、席が窓際の一番後ろ♪」
貴「よかったなー。」
シ「あ、隣の奴は紳士的な奴で柳生って奴だった。いい人だよ。」
貴「そうか。ある意味、がんば☆」
シ「？」

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