次期妻候補争奪戦【浦島坂田船】

. purple side ページ49

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「っさいわ！！！！出てけ！！！！」

『ｯ…』

＿＿＿＿



「Aは関係ないやろ！？」

『んなこと分かっとるわ！』


Aが出ていって暫くして坂田に詰め寄られる
分かっとる、Aは関係ないし俺らの様子がおかしいから気になっただけやった事も


「……まあ、止められんかった僕らも同罪ですよ」

「そうだな…」

「……ｯ」


そう言って苦虫を噛み潰したような顔をする3人
怒鳴ったのは俺
追い出したのも俺やのに、自分らも悪いと自身を責める3人


「まだ、居りますかね」

『…探してくる』

「俺も行く」


センラさんが言った言葉でまだ家の中に居るかもしれない、と勢いよく部屋を出た。続いて3人も部屋から出てくる


謝らなあかん、Aは望んでここに来た訳じゃないのに俺らに優しくしてくれとったのに…






『……居らん』

「こっちも居ねぇ」

「こっちもダメやった…」


屋敷のどこを探してもAは居なかった
どこにも居らんってどういう事や…？


「……ｯ、なぁ！！！」

『センラさん？どしたん』

「屋敷の1人に聞いたら…」


センラさんにしては切羽詰まった顔から一転、一気に顔に陰が落ちる








＿＿＿＿もうこの家には居らんかもしれん






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