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「センラ様、新作出ております!」
「センラ様のお探しになっていたもの入荷致しました、是非ご覧下さい」

歩けば右から左からセンラ様、センラ様と声が聞こえる。ご子息だもんね、凄い…


「Aちゃん何が欲しい?」

『えっと…私は大丈夫ですよ!』

「僕がAちゃんにプレゼントしたいんやけど…あかんかな?」

『あ、それは…いけないって訳じゃないんですが…その、悪いかなぁって』

「悪いとかないですよ、ほら、何でも欲しいもんゆーてね」


しゅんとしたと思えば嬉しそうに笑うセンラさん。自分の顔の良さを分かってやってるんだろうな


『わあ…』

「ん?なんかあった??」

『あ、いや、綺麗だなぁって』


センラさんの目的を済ませ、歩いているとある店に目が止まる。商品が煌びやかなのもあるけれど、店の内観が纏まっていて目を惹かれた。


「これとか、Aちゃんに似合うと思うんですけど嫌いですか?こういうの」

『いえ!嫌いだなんて…とても可愛いです』

「うん、やっぱりAちゃんは黄色似合うなぁ」

『そうですか?』


センラさんが似合うと言ってくれたのは、髪の毛をまとめる時に使うリボン。薄目の黄色ベースでシンプルだけど可愛くてセンラさんはセンスがいいなぁ、なんて思った。


「黒髪によー似合ってますね」

『え』


さらっと髪の毛を掬いあげられる
恥ずかしくて目線を外していたものの、髪の毛で遊ばれている気がしてセンラさんの顔を見ると、見た事ないほど愛おしそうな表情をしていた。


『センラさ、』

「黄色は嫌い?」




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姫菜(プロフ) - 本当にとても素敵な作品で一気に読んじゃいました!!続編を公開するご予定はありますでしょうか? (9月20日 19時) (レス) @page50 id: 05e4a34920 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - ぞ、続編のパスワード教えて欲しいです… (9月3日 12時) (レス) id: 9b1774a918 (このIDを非表示/違反報告)
月永悠(プロフ) - ああぁぁぁ………好こだ……更新頑張ってください!! (2019年10月18日 7時) (レス) id: 73f2911850 (このIDを非表示/違反報告)
ノン。叉は熊ねぇ(プロフ) - 更新されるたびに☆押しちゃう…←意味ない (2019年10月17日 22時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)
sakako(プロフ) - あー、好きです!!(唐突)なんでもっと早く見なかったんだ私…!!と、思っちゃうほど面白くて一気に世界観に引き込まれてしまいました!応援してます!更新頑張ってください! (2019年10月15日 20時) (レス) id: d08b40b16f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くりーむぱん | 作成日時:2019年10月7日 19時

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