次期妻候補争奪戦【浦島坂田船】

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『…あの、これはどういう？』

うらたさんに説教されてるまふさんとそらるさんを眺めてたら後ろから坂田さんがノシっと乗っかってきた。これ以上身長を私から奪わないで欲しい。


「あの2人と俺ら普通に仲良いんやけど、家同士も仲良くしようや〜みたいになって今日は1日おんねん」

『へぇ…あれ、なんか不服そうですね？』


仲良しなんですよね？と聞くと、そうなんやけどなぁ、と唸る坂田さん


「Aと居る時間減るやん…」

『え、』

「今日もバラの所行きたかってん…」

『また、すぐ行きましょ？？』

「ほんま？？約束やで？」

『もちろんです！』


危ない、危うくキュンとするところだった…したのはしたけど
坂田さんは不意に子犬みたいな顔してああいう事言うから心臓に悪い


「あ、A」

『？』

「あんまりあの2人にさっきみたいに近づいたらあかんよ」

『？はい？』

「気に入られたら絶対Aのこと欲しいとかゆーてくるから！」

『え！？』


そんな爆弾発言残して走り去らないで坂田さん

まあ人生でそうそう御曹司何人にも好かれることなんて無いだろうけど…




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