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A「ウワーこれは売れないね。私絵かけるよ?描いてあげようか」

土方「本当かいA殿!よろしく頼むでござる!」

銀時「なにAもノッてんだよ、売れねーよ!!!」



土方「参ったなー。お金もほとんどフィギュアに使っちゃってねー。もう刀でも売るしかないかー。」

新八「最低なんですけどこの人!フィギュアの為に、侍の魂売ろうとしてるんですけど!?」

土方「もう何度も売ろうとしてるんだけど、なんかどうしても手放せないんだよー。店の人が妖刀とか言ってたけど、まさかねー。あーー!ひょっとしたらある朝目覚めたら妖刀が美少女に変わって、僕の隣で寝てて…やっべ、萌えてきたんですけどォ!」

新八「美少女なら隣にもういるだろーーー!!!」

神楽「ウワ、こいつさっきからずっとAから目を逸らしてるネ。」

新八「鬼の副長でもオタク化するとAさんと目も合わせられねえんだ!!!」

A「ははははは」

新八「Aさんも壊れたーーーッッ!!!!」






.





そして鍛冶屋に来た。
この刀は村麻紗と言うらしい。人の魂を食ってしまう妖刀。


土方「妖刀ーーーーッッ!?!?本当に妖刀でござるか!?中から美少女が出てきたりするでござるかーー!?!?」

鉄子「いや…あの。」


変なとこを言う土方に神楽と銀時は蹴りを入れる。



その妖刀は母親に村麻紗で切られた、引きこもりの息子の怨念が宿っているらしい。


銀時「どんな妖刀だよ!?」


鉄子「伝説では、普段アニメばっかり見てる癖に修学旅行だけ行きたいと言い出したらしい。流石に母親もキレて、その時使われたのが村麻紗なんだ。」


A「どんだけ具体的な伝説なの!?絶対最近やんそれ!!!めっちゃニュースでやってそうじゃんそれ!!!」


その刀を腰に差した者はアニメ好きになって働く意思が削がれるらしい。


鉄子「すなわち、ヘタレたオタクになる。だが、贋作も多い刀だ。これが本物の村麻紗っていう可能性も低いだろう。だがこいつが正真正銘、本物の村麻紗ならもはやその男に本来の魂は残っていないかもしれない。」


A「そんな…!」



土方さん…もう戻ってくることは無いの……?





すると土方さんはタバコを吸い始めた。



A「…!」

銀時「おまえ、ひょっとして…」

土方「やれやれ、最後の1本吸いに来たら目の前にいるのがよりによっててめぇらか」

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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年9月21日 18時

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