仕組まれてる ページ50
Aは驚異の回復力を見せ、わずか数日で退院。
頭に銃弾食らってるのに。
山崎「Aさん！退院おめでとうございます！」
A「山崎さん！ありがとうございます〜。」
沖田「…なーにザキと喋ってるんでィ。」
山崎「喋るのもダメなの！？」
そんなこんなで話をしていると土方さんがお兄ちゃんこと坂田銀時ら万事屋達を連れてきた。
A「やっほ！」
神楽「やっほ！じゃないアル。」
新八「そうですよ…。大体、銀さんと手合わせだなんて…。」
A「手合わせじゃなくてしょーうーぶー！！」
銀時「へーへー。ホラ、これ」
銀時はAに竹刀を投げた。
A「うわわっ！」
銀時「真剣は無理だから竹刀。ゴリラに借りた」
A「近藤さん…。」
とりあえず私達は屯所の道場に来た。
多分だけど、お兄ちゃんはめちゃくちゃ舐めてる。
土方「ルールはえーっと…」
A「竹刀折った方が勝ち！」
銀時「何だっそれ！？馬鹿なの！？竹刀ってもんは折れるために作られてるんじゃねーよ！」
A「えー…。」
土方「竹刀折れるまでは意味わかんねェから相手の手から離れたら勝ちにしろ。」
A「はーい。」
新八「ちょっと大丈夫ですかね…？」
神楽「A、目が真剣ネ。」
「よーい、スタート！！！！」
山崎さんが叫んだ。
まずお兄ちゃんは仕掛けてこず棒立ちしている。
私は足に力を入れお兄ちゃんの元へ駆けた。
銀時「…！」
A「舐めないで貰っていいかな！」
1時間後
銀時side
神楽「銀ちゃん、水ヨ」
銀時「おお、ありがとな」
神楽「銀ちゃん…。」
銀時「ああ___________。」
あれは俺の知ってるAじゃなかった。
格段に力が強く、なにより早かった。もしかすると沖田クンでもやり合えるんじゃねーの。
神楽「動きが夜兎っぽかったネ。確実に楽哉に色々仕込まれてるアル。多分番傘もAなら使いこなせるヨ。」
銀時「俺の知らねー間に妹が成長してんだけど…？」
もし、攘夷戦争にアイツがいたら異名を付けられてかなり戦力になったのに。
そんなことを考えたが、妹を危険に晒すことは二度としたくないってのも本音だった。
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作者名：紅茶 | 作成日時：2021年9月21日 18時
