決闘だか勝負だかわかんねーが勝つ気しかしねーんだよ ページ49
沖田「そもそも、コイツは俺の彼女だ」
銀時「…だってよ。」
土方「は！？なんで俺の顔みるんだ万事屋！」
神楽「私はまだこのチワワがAの彼氏だなんて認めないネ」
新八「まあまあ…。」
A「んーっ…と」
Aは伸びをする。ポキ、と体が鳴った。そして頭の包帯を外し、ベッドから降りた。
土方「何してんだ…？」
A「いや、ちょっと動きたくて」
銀時「おい何言ってんだ、安静にしてろよ…。」
新八「そうですよ！！」
神楽「頭からまた血出るネ！」
A「よし…お兄ちゃん！」
Aは言葉を無視して置いてあった番傘を銀時に向けた。←神楽の
銀時「お、おぉ…？なんだよ。」
A「私と勝負しよ！！！」
神楽「な、何言ってるネ！？てかそれ私のヨ！Aのは楽哉のとこアル！」
沖田「おいおいA、旦那と勝負ってのは無理がありますぜィ。せいぜい山崎あたりが丁度いいでさァ。」
土方「…A…特訓やら色々したいんなら俺が稽古でもつけっから…もちろん退院した後だけどな」
A「いや〜こう見えてやれちゃうんだよ。ね、？もう怪我も治ったし、退院するよ」
新八「いや退院は自分で決めるもんじゃねーよ！」
A「そう言っても…はやく調整しないと副長補佐なんて務まらないよー！」
土方「いやお前は見回りと書類整理だけだっただろ…危ねェことは主にさせないように万事屋に頼まれてたんだ。」
銀時「(だからヅラと高杉のことも知らなかったのか…。)」
A「じゃー土方さん！私がお兄ちゃんに勝ったら危ねー仕事もさせてよ！」
沖田「…駄目でさァ」
A「総悟に言ってないよ」
沖田「土方のヤローが許しても俺が許さねぇぜィ、A」
A「…………」
土方「………見てからじゃねぇと判断は付けられねえ」
沖田「…！ 土方さん…。」
痺れを切らしたのか銀時はAに近づいた。
銀時「いいよ、やってやらァ。でもな、俺はお前が戦う要素なんて見たところなかったんだよ。だから本気ではやんねーぞ。」
A「ちぇ…。ま、いいよ。お兄ちゃんは断られそうとか思ってたし。頭も大丈夫だからもう行こっか！」
土方「いや大丈夫じゃねーよ！！」
数日後 屯所にて
山崎「なー原田知ってる？Aちゃん万事屋の旦那と決闘か勝負か何だか分からねぇけど手合わせするらしーよ」
隊士「あーそれ知ってる。場所ないから屯所でやるんだろー？」
Aの件は屯所でもちきりだった。
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作者名：紅茶 | 作成日時：2021年9月21日 18時
