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持ってないと安心できないものは確かにある ページ43

A「土方さん〜!総悟!!近藤さ〜ん!!」


Aは急いで屯所の門を突っ走った。


土方「うおっ、何だ?戻ってきたのか」

A「あのね…えっと、万事屋一行と長期で出かけるから、休みが欲しい」

土方「…………書類、溜まってんだけど」

A「う…」

沖田「なにやってんですかィ?A」

A「あ…総悟…」

土方「まァ…半分は総悟の書類だからな。Aは仕事をちゃんとこなしてるしいいだろ。な、近藤さん?」

近藤「あぁ!Aちゃん、何するのかは知らねェがゆっくりしてこい!こっちは大丈夫だから!」

沖田「ちょ、待ってくだせェ。何の話なんでィ?」

近藤「Aちゃんが長期の休みが欲しいってさ!」

沖田「……そうかィ。ま、いいんじゃねェの」


よ、良かった〜。近藤さんはまだしも総悟には絶対止められると思ったのに。



私は自分の部屋にある女物の服を取り出して着、刀を差した。


A「…やっと、分かるかも。」





















A「お待たせ!」

神楽「A!遅いネ!」

A「ごめんごめん」

桂「やはり…普通の着物を着ているとAは美しさが滲み出るな」

A「あはは、褒めてくれてありがとう桂さん。」

桂「……。」

銀時「おいおいヅラァ、いつもの呼び方じゃねーからって拗ねてんじゃねェよ」

桂「そんなことは無い!しかもヅラではない、桂だ!」

新八「とりあえず行きますよ!…ってAさん、何物騒なの腰にかけてるんですか…。」

A「え?刀?…いやなんか、持ってないと怖くて…。」

銀時「んなもん持ってなくてもAのことはこの万事屋銀さん兼お兄ちゃんが守ってやんのにな」

桂「あぁ。俺もそれには同意だな。Aが戦ってるところを想像出来ん。」

神楽「A美人なのに強いネ!」

A「いやいや!!真選組じゃ1番弱いよ…。私もまだまだだから…。」

銀時「ま、とりまここ行ってみっか。えーっ…と?」




そして私たちは歩いて歩いて歩きまくった。
森は江戸の郊外にありまあまあ遠かったが話したりしていると時間はあっという間に過ぎていった。

鉄棒を舐めた時の味が血の味だったりする→←来た手紙の内容を見る時は1人じゃなくてみんなで見ると心強い



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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年9月21日 18時

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