目覚めたらあの人の妹になってたんだけども。2 【銀魂】【坂田銀時】【土方十四郎】

過去 ページ41

○回想○

A「お兄ちゃん…どこ行くの？」

銀時「俺はどこへも行かねぇよ。松陽を取り返すんだ。その為にズラも高杉もいんだろ。」

A「先生を…わたし、私はどうしたらいい？」

桂「何をしている？銀時」

銀時「…いや、俺はお前を戦場には出したくねェよ」

高杉「出したらぶっ殺 すからな銀時ィ」

銀時「お前は…救護班だ。救護班と一緒に負傷兵の怪我の手当を手伝って欲しい。」

A「わかった！」

高杉「…まだ、付けてくれてるんだな、髪飾り」

A「リボンのこと？うん！晋助兄ちゃんがくれたから大事にしてる！」


高杉はAの頭を撫でた。


銀時「あっ、何ィそれ？またチビ杉くんに貰ったのかよA！ちょっと俺の妹に物渡すのやめてくれる？チビが移るんだけど」

高杉「あァ？！もっぺん言ってみろ銀時ィ！」

桂「おい、戦場で喧嘩するんじゃあない2人とも！」

A「ふふふ、大事にするね！ありがとう！」

桂「似合ってるぞ、A」

A「へへへ〜」

銀時「じゃーお前、なんかやべぇ人間じゃねェ奴が来たら近くの奴に知らせるんだぞ。守ってくれるからな」


銀時はAのほっぺをぷにっと潰した


A「いひゃいよおひぃちゃん(痛いよお兄ちゃん)」

桂「おいやめろ銀時、Aの可愛い頬が潰れるだろ」

高杉「潰れていいのは銀時ィ、おめぇだけだ」

銀時「うるせーよ！…とにかく、気をつけろよ。A。あとで戻ってくるから。…じゃあな」


そう言って、桂、高杉、銀時は戦場へ向かった。






ー数時間後ー





銀時「A〜いるか？お兄ちゃんめちゃくちゃ痛いんだけど」

高杉「黙れ銀時。俺が先に治してもら…おい」

桂「どうした？…ッ！」

銀時「は…？」

高杉「なんだこの死体は…？」

桂「ここは大体人が来ない場所なはずだ…どういう…」

銀時「A？Aの死体なんてねえぞ…？」

桂「まて、銀時高杉。これを見ろ」

高杉「…これは俺のあげた…。」

銀時「血痕…待て、意味わかんねェよそれは…ッ」


3人はすぐさま走り出した。

高杉のあげたリボンを握りしめて。




銀時「A！おい！返事しろ！」

高杉「A！！！！！！！」

桂「A！おらんか！！A！」





3人は三日三晩探した。
だがどこにも見つからなかった。

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