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銀時「俺が見えるかァ!?待ってろ今すぐ…」
A「お兄ちゃん…」
銀時「A…おまえ…」
A「たまさん、背負って逃げて…。私はまだ走…れるからさ」
銀時「何言って…頭と口から血出てんぞ…」
A「返り血だよ」
銀時「何言ってんだA。ハッ、アイツはカラクリだ」
A「いいから!!」
銀時「…分かった、早く逃げるぞ!源外の野郎のとこ行ってたまを治す!」
.
私とお兄ちゃんはたまさんを源外さんのところへ連れて行った。
A「痛…」
銀時「クソ、ふざけんじゃねえ。俺の妹を…」
A「はは…マジで痛いよこれ」
銀時「とりあえず血を流さねェとな…万事屋は…って、無理だったなそういや…」
A「…どっかホテル寄ろう。土方さんには連絡するから大丈夫」
.
銀時「…すまねえ」
A「いいよ、たまさんがあれ以上傷つけられなくて良かったよ」
銀時「でもこんな…包帯頭に巻かせたくねェ」
A「何言ってんの?私真選組だよ?攘夷志士と斬りあったらこんなもんでしょ」
銀時「お前はこんなことになるほど弱くねェだろうが」
A「せーかーい。」
多分だけど…坂田金時はお兄ちゃんにまたなんかするだろう。それにはお兄ちゃん1人じゃ危なすぎる。私が…お兄ちゃんのことを守らなきゃ。
銀時「…ん、お前なんかまた考えてんだろ」
A「あれ?分かっちゃった?」
銀時「ンなもん何年の付き合いだと思ってんだ。」
A「へへ」
銀時「とにかく明日になったら源外のじいさんとこにまた顔を出す。」
A「たまさん…心配だしね」
銀時「お前も無茶すんなよ」
A「大丈夫!痛くない!」
銀時「いやどう考えても痛いだろ!?大人しくしてくれ!」
.
源外「金槌。」
銀時は金槌を源外に投げた。
源外「…良いのか?奴の仲間の頭をかち割るチャンスをくれてやったのに」
銀時「かち割るさ。俺の仲間を直せねえなんぞ宣うんだったらな。テメーの方こそいいのかよ?敵を匿ったりして」
源外「たまをやっただァ?テメーで壊しといて、テメーで直しに来る奴がどこにいる。」
…
坂田金時はかぶき町を包囲しているらしい。
.
そして坂田金時VS坂田銀時の戦いが始まったのであった________。
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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年9月21日 18時