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たま「もう一度立ち上がって、この剣を握ってください。金色に塗り替えられたこの世界をもう一度塗り替えるんです。」

A「お兄ちゃんは坂田金時になんて負けない。金髪になんて負けない、ストパーになんて負けない、金色になんて負けない。」

たま「思い出して。あなたの魂を。何色ですか?」




銀時「…忘れてなんちゃいねェ。忘れるもんか。薄汚ねェ銀色だァァァ!!!!!!!!!」

















ピンポーン。


銀時は「万事屋金さん」のインターホンを押す。


銀時「すいませーん?金時さんいますかー?」

金時「すいませーん。今風呂入ってるんでちょっと待ってて貰えますかー?」

銀時「いやいいですいいです!じゃこれ、果たし状置いとくんでェ、後日…」

するとたまが銀時のあたまをぶん殴った。


たま「何やってんですか遊びに来たんですか馬鹿なんですか?」

A「ここあんたの家だろうが!しっかりして!」


銀時「いやァ〜…自分家なのに入りずらくて…かと言って自分家だから派手に殴り込みも出来ねえし」

たま「早くこっちに来てください。なんの策も無しに勝てると思ってるのですか?」


お兄ちゃんはたまさんに耳を引っ張られて痛そうだ。…というか、どうしたもんかなぁ、ほんと。









たま「はっきり言います。今の銀時様には勝ち目がありません。」

銀時「おい。Aとかさっき負けるわけないって言ってたよな」

A「あは…」

たま「まずはこれを読んでください。戦は敵を知るところから、です。」


たまさんはお兄ちゃんに書類を渡す。


A「……説明書?」

銀時「おいおい、アイツの情報がこんなとこに書いてるわけねーだろ!プラモデルじゃねーんだよ。」


すると風呂上がりの金時が万事屋から出てきた。


金時「すいませーーんお待たせしましたー。頭、洗ってたもんで。」


金時は生首を抱えて頭を洗っている。


A・銀時「!?!?!?!?!」


金時「アレ?いねーや」






たま「そうです。坂田金時とは新八様と神楽様の依頼で作られた源外様に作られし代理用万事屋リーダー。銀時様の弱点を全て克服したパーフェクトな坂田銀時。超剛性完全体、坂田銀時2号機、つまり金さんです。」

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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年9月21日 18時

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