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何も分からない時に助けてくれたのは坂田銀時、そして仕事を、存在意義を与えてくれたのは真選組のみんな………!!!
A「私は、この持ってる力で近藤さんを助けるから…………!」
.
神楽「うううっ!」
A「車すごい破損してる…」
新八「近藤さんが、このままじゃ近藤さんが暗殺される!」
土方「僕は知らない………へへ、僕は知らない……。」
新八「土方さん!しっかりしてください!」
土方「僕知らないもん…。」
新八「このままじゃあなたの大切な人が!!大切なものが全部なくなっちゃうかもしれないんですよ!」
土方「知らないもんっ…僕知らない…!」
土方さんは弱々しくつぶやく。
神楽「銀ちゃん、どうするアル?」
土方さんは残り少ない理性で万事屋にお願いしてきたんだ。「真選組を助けてくれ」って………。
銀時「神楽。無線で全車両から本部まで繋げろ!」
神楽「あいあいさー!」
A「お兄ちゃん!?何するつもり!?」
銀時「あーもしもしぃ?聞こえますかァ税金ドロボー?伊藤派だがマヨネーズ派だか知らねぇが、全ての税金ドロボーどもに告ぐ!今すぐ持ち場を離れ、近藤の乗った列車を追え!モタモタしてたらてめーらの大将、首取られちゃうよー?コイツは命令だ!背いたやつには士道不覚悟で切腹してもらいまーす!」
他の隊士《アァ!?てめー誰だァ!?!?》
銀時「てめーこそ誰に口聞いてんだ?…誰だと?真選組副長、土方十四郎だ!コノヤロー!!!」
するとお兄ちゃんはブチッと無線を切った。
銀時「フンっ!」
A「お兄ちゃん…。」
銀時「腑抜けた面は見飽きたぜ。…ちょうどいい。真選組が消えるならてめーも一緒に消えればいい。墓場まで送ってやるゥ。」
土方「…ッ冗談じゃない!僕は行かないっ!」
お兄ちゃんはいきなり手を離し、土方さんの胸ぐらを掴む。
銀時「てめーに言ってねェんだよ!」
A「神楽ちゃんハンドルハンドルゥゥ!!」
神楽「うええええええ!?!?」
銀時「おい、聞いてるかコラァ。アァン?勝手にケツ捲って、人様に厄介事押し付けてんじゃねーぞコラァ!」
土方「えっあぁ…。」
銀時「てめーが人にモノを頼むタマか?てめーが真選組、他人に押し付けてくたばるタマかァ!?くたばるんなら大事なモンの傍らで、剣振り回してくたばりやがれェ!!!それがてめーだろうが!」
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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年9月21日 18時