紅桜篇 夢主side ページ2
A「…そっか。ありがとう…いてて」
銀時「おい！あんま動くなよ。お前どう怪我してんのか分かってる？」
A「？」
銀時「…肩に切傷そして複雑骨折。打撲、捻挫箇所複数。」
A「ヒエ…」
銀時「こんな怪我2週間じゃ治んねーよ。1ヶ月くらい入院しとけ」
A「えぇ………。」
銀時「えぇじゃねーよ！お前トリップする前はこんな怪我した事あんの！？」
A「ある訳ないでしょー！！こちとら戦争とか刀持ってる人いねーからね！！！」
銀時「だろ？だからちゃんと休めって言ってんの！」
A「うう……分かったよ…。」
.
〇数週間後
あれから毎日お兄ちゃんは病室に来てくれた。
土方さんも総悟も近藤さんも山崎さんも来てくれてるし、万事屋一行も来てくれてるんだけどね。
A「はぁ…やることが始末書しかない…。」
土方さんの始末書を代わりにやってます。
そういやお兄ちゃん毎日来てたのにここ数日来なくなったなぁー。ま別にいいんだけど。
ガラガラ。
ドアが開いた。
A「お兄ちゃん！？」
お妙「あら、ごめんなさいね。お兄ちゃんじゃないわ。」
A「お妙さん……。｣
.
お妙さんは真剣な面持ちで話した。
なんと今江戸で辻斬りがいるらしい。
A「辻斬り…なんかニュースで見たかも。」
お妙「そうなの。それでねその辻斬りと銀さんが戦って…」
A「ん！？え？どういうこと！？」
お妙「今怪我負ってるのよ。だいぶ酷いわね。Aちゃんの怪我の方が酷かったかもしれないけど…。」
A「待って待ってお妙さん！お兄ちゃん怪我してるの！？い、行かなきゃ…ック痛ッたぁ…。」
動こうとすると肩が痛む。
お妙「あらまだダメよ動いたら。あなたの肩だいぶ酷い怪我なんだから」
A「それでお兄ちゃんは大丈夫なんですか！？」
お妙「…大丈夫よ。あなたのお兄ちゃん、でしょ？」
A「お妙さん…。そうだね、お兄ちゃんなら…きっと…。」
お妙「代わりに見舞いに行ってくれって言われたわ。元々新ちゃんと行こうとしてたけど…。」
A「お兄ちゃん…。」
.
そしてお妙さんは出ていってしまった。
お兄ちゃんも辻斬りの件は片付いたらしい。
とりあえず良かったなぁ…。
いてて…早く怪我治さないと。
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作者名：紅茶 | 作成日時：2021年9月21日 18時
