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〜♪
二郎「お前、スマホ鳴ってるぞ?」
『え?あ、ホントだ。…もしもし?』
合歓「あ、A?」
『お姉ちゃん!?久しぶりだね!』
合歓「良かったぁ、番号変わってなくて。久しぶりにAの声が聞きたくて電話しちゃった。」
『僕もお姉ちゃんの声が聞けて嬉しいよ。お姉ちゃん、大学忙しいんじゃない?』
合歓「今日は講習も無いし、アルバイトも休みの日だから完全オフ。」
『そっか…。なら、大丈夫だね。』
合歓「Aは?最近どう?」
『今、訳あってイケブクロにいるんだ。』
合歓「え!?イケブクロ!?…お兄ちゃんは許してくれたの?」
『それが僕をイケブクロに預けたのはお兄ちゃんなんだ。お兄ちゃんが聞いたところによると危険なことに手を突っ込んだらしくて。』
合歓「そう…お兄ちゃんが。」
『心配だけど、今はお兄ちゃんを信じて待つしかないんだ。』
合歓「お兄ちゃんなら大丈夫よ。Aが赤ちゃんの時から無茶ばっかりしてたんだから。」
『…。』
合歓「私はどちらかと言うとAの方が心配だよ。」
『え?』
合歓「まだ17歳で学校にも通えないしこの後の人生どうするの?」
『…僕は。』
合歓「…結婚。」
『え?け、け、け……結婚!?』
二郎「は!?」
合歓「例えばの話だよ!例えば!」
『いや、僕なんかが結婚とか無理!』
合歓「昔からAはマイナス思考だと思ってたけどこれだけは言うよ?Aはぶっちゃけて言うとそこら辺の子より可愛い!」
『へ?』
合歓「私とお兄ちゃんだってAの写真をスマホの待ち受けにしてんだからね!?」
『や、やめてって言ったのに!』
合歓「これだけは無理ね。」
『お姉ちゃん!』
合歓「あ、宅急便だ。ごめん、きるね!」
『ちょっ、お姉ちゃん!?…嘘でしょ。』
二郎((い、今…結婚って言ったよな?
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おっふ - え、、続きをください。(土下座) (2019年7月13日 8時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクア | 作成日時:2019年2月12日 23時