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弐年目 ページ4

「今日は綺麗な三日月だなぁ」

こんな綺麗な日は何かが起こる気がする。あの日もこんな夜だった。




_______________


「あ、炭治郎さん。禰豆子さん。少し待っていてください。紹介したい人がいます。きっと貴方達の力になってくれるでしょう。」


鬼との戦闘を経て、禰豆子を人間に治す第一歩をようやく見つける事が出来た。


珠世さんと愈史郎さんには、とてもお世話になった。


そんな二人から紹介したい人?


鬼だろうか?だとしたらきっと優しい人なんだろうな。


遠くの方から一羽カラスが飛んできた。



あれは鬼殺隊の?けど俺のカラスじゃない…?


じゃあ一体誰のだろう?この先に鬼でも出たのだろうか?



「来ますよ。」


そんな事を考えていると、珠世さんの声が聞こえた。


それに俺が反応するよりも早く、風が吹いた。



びっくりした…。なんだったんだろうか?


「炭治郎さん。この人が紹介したかった人です。」


少しの間放心状態だった炭治郎に声をかけ、今の風は訪問者の存在を知らせる。



「え?なにこれ。俺来ちゃ行けなかった感じ?」


あぁ、泣きそうになるような自分の全てを託してしまいたいほど安心出来る優しさの匂いのする人だ。こんな人見た事ない。



今は身体中痛くて、涙腺が緩いんだ。



「えーと、初めまして?一郎と言います。」


「あ、はい!竈門炭治郎と言います!よろしくお願いします!」



へぇどっかで見たことあるような顔だなー、そう言って俺の顔をまじまじと見つめる一郎さん。



よく見たら綺麗な顔してるな…かっこいい…背高い。



「…ぃ、ぉーい、おーい。竈門くん?大丈夫か?ぼーっとしてたけど。」



「炭治郎さんと禰豆子さんは今まで鬼と戦っていたんです。疲れているのでしょう。」



「なるほど、それより珠世さん。久しぶりです。」



え、久しぶり?一郎さん珠世さんのこと知ってるんだ…若く見えるけど何歳なんだろう。



そんな時、珠世さんの隣にいた愈史郎さんがいきなり一郎さんに膝蹴りを食らわせていた。


えぇ!?そんなことして大丈夫!?鬼の力で結構思いっきり蹴ってたよな…。

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平凡(プロフ) - ゆんさん» わぁ!!ありがとうございます!!初コメです!!!!まだまだこれからですが、よろしくお願いします笑 (2019年9月23日 21時) (レス) id: 75fb7e6fb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - めっちゃ面白いです!!!! (2019年9月21日 20時) (レス) id: 19c16fa711 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:平凡 | 作成日時:2019年5月20日 0時

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