第八十二訓 ページ34
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それは突然だった。
[ああっとここで二次元派と三次元派の間で乱闘が!!]
私は、あまりの驚きでテレビを凝視する。
…だって、そこには…
『…土方さん……?』
メガネくんと論争するトッシーという名の、土方さんらしき人物がいたのだから。
・
『信じられない…』
そんな独り言を呟きながら歩く。
さっきの、テレビに映った土方さんがあまりに衝撃的で、皿を2、3枚割ってしまったのだ。なんたる失態。
そして、その分の皿を買いに街を歩いている。
…
『…どこだここ』
気がつくと、知らない所に来ていた。
周りには木、木、木…
街でない事は確かだ。
『……いやいやいや、この歳で迷子とかシャレにならんぞ』
昔から考え込むと周りが見えなくなる性格の私は、土方さんオタク化について悩んでいたあまりに、迷子になってしまったのだ。
『…どーしよう』
ほんとどこなの、ここ。
くっそー、こんなことがあるなら携帯くらい持っとけばよかった!
そうやって頭を抱えていたとき。
「―――」
『!!』
どこからか声が聞こえてきた。
とりあえず、声の方へ走る。
すると、二つの人影が見えてきた。
『あの、すみませ……ん?』
近づくにつれ、人影がはっきりしてきたのだが、何だか妙だ。
一人は刀らしきものを持ち、一人は倒れている。それはまるで、殺人現場のようで…
『ぇええッ!?』
思わず声を出してしまった。
すると、刀を持った男は振り向き、私のほうを見る。
慌てて口を手で塞いだが無意味だった。
『……ッ!?』
そこで、私は気づいた。
……倒れているのが山崎さんだということに。
『山崎さん…ッ』
震えながら山崎さんの元へ走る。
山崎さんは、痛みに顔を歪めながらこちらを見る。
背中を刺されたのだろう、血が溢れ出ていた。
「A、ちゃん……にげて…」
『や、山崎さん!?しっかりして…!』
私は、山崎さんを刺したであろうサングラスを掛けた男を睨み見る。
男は無表情でこちらを見ていた。
『…どうして、山崎さんを刺したの』
自分でも驚く程の低い声が出た。
「ふっ…熱いでござるな」
『…え?』
思わず間抜けな声を出してしまう。
…あつい?あついって何が?
「彼に命の心配はいらぬ。致命傷ははずした」
……私の質問は無視か!!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ニコぱー(プロフ) - そのへんの伊藤さんさん» ありがとうございます!!大変お待たせしてしまいすみませんでした!!これからも更新続けていく予定なので、お待ちいただけると嬉しいです。これからも頑張りますね!応援よろしくです! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - Hi!さん» 大変お待たせしてしまいすみません!!これからも、ノロマながらも更新は続けていく予定なので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
そのへんの伊藤さん - 続き気になります!更新頑張ってください! (2019年5月30日 16時) (レス) id: 82ec169f6c (このIDを非表示/違反報告)
Hi! - 待ってまーす (2019年5月11日 20時) (レス) id: f98b79cb93 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!(`・ω・´)ゞこれからもよろしくお願いします!! (2019年3月24日 15時) (レス) id: 2e80244575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニコぱー | 作成日時:2018年9月15日 21時