烏野の華は【2】

＊エースは旭くんだから！ ページ6

伊達工「「ゴーゴー！！伊達工！」」



伊達工の応援と選手の気迫で体育館は伊達工色。




この空間に呑み込まれそう。




ピー


烏野ＶＳ伊達工業の試合が始まった



「頑張れ、烏野！！」









さすが鉄壁の伊達工。
翔陽の攻撃がドシャットされた


さっきの翔陽の攻撃の時前にはブロックがなかった。でも高伸くんが一気に距離を詰めてブロックした。




「すごい。すごいや」



でも、こっちだって



Aは日向と影山の方に目をやる



「大丈夫。ふたりとも焦ってない」



あの変人速攻をやる気だね



2人の速攻は綺麗に決まった。


見ている人も困惑していて、私の近くの人は
声にならない叫び？という驚きの声が出ていた


「良い調子！！」


翔陽も飛雄も私を見つけてグッと親指をたてた。
私も2人に向かって笑顔で拍手する



その後も勢いに乗った烏野は
伊達工に1セットとったのだ凄いぞ！！烏野！！


2セット目は両者譲らずの戦い。追いついたり
追いつかれたりの白熱な戦いが続いた。



旭くんの体力も限界が来ているみたいだった。
跳んで弾かれて、また跳んで。



もうだめかも、、そう思った時



夕が、足でボールを取った。凄い！凄すぎる！
上へ上へとボールは上がる




「「旭くん！！最後に決めるのは

エースである旭くんでしょぅぅぅぅ」」



立ち上がって旭くんに届くように声を荒らげる。





旭くんは少し笑っていた気がした。



ボールはブロックにあたり伊達工と押し合いになる



トンっ




そしてそれは伊達工のコートへ落っこちた



『『オオオオオオオ！』』『『スゲェェェ！！』』


大きな歓声が辺りを埋め尽くす。







私は力が抜けてフッと席に座り込んだ。



「勝った…」



勝者 烏野高校

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