検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:27,612 hit

19 - 4 ページ5

赤司がここまで攻められたのは

初めて見た。


でも,真ちゃんに1度聞いたことがあった

紫原に負けそうになったと…。

その頃のことは詳しくは知らないし

知りたいとも思わないが


シュートを外した赤司を見て

スティールされた赤司を見て


中学の頃バスケ部を辞めて以降初めて思った。

赤司もちゃんと人なんだと…。


変なことを言ってる訳ではない

負けた赤司が想像できなかったから

こんなにも動揺が表れた試合を見たことがなかったから。


「とうとう洛山の背中を掴んだァー!!」

「ワンゴール差!ワンゴール差だぁー!!!」


そんな声が聞こえてハッとした。


タイムアウトの時

赤司が洛山選手に頭を下げているのが目に入った。


あの赤司が人に頭を下げるなんて信じられなかった。


コートに出てきて試合が始まると

赤司は先程とは打って変わって,素早く正確だった。



赤「久しぶりだね…黒子」


そして実渕さんにパスを出した赤司を見て確信した

真ちゃん達キセキの世代がいつも受けてきたパス


中学の頃


「桜華」


私をそう呼んでいた頃の赤司に戻っている。


そしてしばらくして洛山全員がゾーンに入った

それと入れ替わる様にして火神のゾーンが切れた。


攻撃のキレと集中力が増す洛山に対し

それらが低下し体力も限界の誠凛

ベンチの顔も暗くて

顔は下がっていた。



「頑張れ黒子!!あきらめるなぁ!!」


黒「!」



そんな声が聞こえて声の方を見れば

どこかでみたことあるような顔



貴『!(全中決勝の時の対戦相手…)』



さつきに言われ見に行った決勝で初めて彼を見た。


111対11


あの時の彼の表情は今でも鮮明に覚えている。

19 - 5→←19 - 3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
196人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るる | 作成日時:2020年8月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。