××イタズラしちゃ、メｯ！！××【及川徹】【二口堅治】【ハイキュー】

イタズラ禁止令28 ページ31

貴女side



公園の外へと出る


及川さんに早く会いたい


会いたい。



そう思いながら歩き出す






やっと自分の家の前に辿りついたと思ったら








母「…」

及「…」









怪訝そうな顔で睨めあっている二人がいた









及「Aちゃんのお母さんですか？」

母「そうですけど？何か御用？」

及「1つご質問します、なんでAちゃんに対して暴力を振るったんですか？」

母「なんであんたが知ってんの、そんなの、ただの気まぐれよ」

及「気まぐれでそんな酷いことするんですか？ホント最低ですね」

母「はぁ？？人の事情も知らないくせにでしゃばってんじゃねぇよクソガキ」






足が震える


ガクガクと全身で危険を知らせている



怖い


怖い。


ただそれだけが頭の中を駆け巡る




下唇を噛む、何も出来ない自分が憎たらしい





及「ガキじゃないです、ってか、あなたの方がガキなんじゃないですか？」

母「は？」

及「自分の娘に暴力振るうほど馬鹿なんですね、自意識過剰過ぎないですか？」




及川さんはお母さんに対して自分の意見をぶつける



母「自意識過剰？私が？それだったらあんたはどうなの？こんなおせっかいしてさ、逆に迷惑。」


及「…」









母「アイツもおせっかいって思ってんじゃないの？他人の事情にずかずかと踏み込んでさ」









やめて









母「自分の意見ばっか押し通して、なに？あいつの事好きなの？」









いやだ









母「馬鹿じゃん、本当に好きでもないんだろ？どうせ愛とか好きとか、すぐに無くなるに決まってるし、ホントウザっ」








もう、やめて…ｯ








母「何かを理由にしてそばにいて、それで飽きたら捨てる、ははっ、そっちの方が自意識過剰だね」








貴「もうやめ((及「うっせーんだよ」？！」

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