単純に頭が悪い。【ツルネ】

45 °C ページ45

甲夜side。



「はい！弓道部のポスター描いたよ！」



じゃん！と見せた紙には、"弓道部"と大きく書かれていて、その下には矢の刺さった的のイラスト。


「おー！さすが美術部(仮)ー！！」

「(仮)じゃねーし！」







「貼り行こーぜ！」

「お前らはしゃぎ過ぎだろ、、、」



積極的に部員募集をするのは初めて。新しく女子入ってきてくれないかなー！




「よし！」



「二階堂のこと好きなコとかが沢山来たりして！」


「そんなヤツいねえよ！」


不破と二階堂がわちゃわちゃしてる。


「筋肉がある奴が入ってきてくれるといいんだけどな！」

「私的にマッチョは大田黒だけで十分ー」

「それなー」




・




部活終わり、コンビニに寄ってから、近くの広場的な場所で作戦会議をしていた。



(会話のみなので名前書きます)



大田黒「二階堂と不破、Aの3人が新入生に声をかけて、部室まで連れてくる！そこに俺が寿司を食べさせ、気分良くなったところで！！入部届けにサイン、つーわけだ！」


不破「それだ！冴えてんな大田黒！」


二階堂「ねーよ！そんなんで入部するわけないだろ！」


甲夜「二階堂と不破！ちゃんと女子にも声かけてねー？」

二階堂「人の話聞け」


不破「任しとけよ！ほら！コイツバイト先でモテてるだろ？」

甲夜「あ！確かに！不破もかっこいーって言われてたし、女子の心配は要らないかな！」


二階堂「モテてねーよ！大体その予算はどこから出んだよ」


甲夜「あー確かに。魚はザキさん、、、」

不破「大田黒のギャラは出世払いってことにしといてくれ！」

大田黒「仕方がないなー？米は俺に任せておけ！いいやつ持ってきてやる！」

甲夜「やりー」




不破「どーよ二階堂！この完璧な作戦！」


甲夜「絶対人集まるよ！」







二階堂「バーカ！アホなこと言ってないで帰るぞー」


大田黒「おう！あ、男子はAに任せたからな！」


甲夜「え"っ！私なの！？」



不破「まあ見た目に釣られる奴多そうだしな」

二階堂「中身はただの変人だけどな」

甲夜「酷すぎ！！」

46 ヒトミナカ。→←44 繋がりの一射。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す