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Time is flower ページ4

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中庭の一角

そこに吸血鬼はいた


呼びかけると起き上がろうとはしないものの嬉しそうに手招きをした



「やっと来た〜。ちょっとここに座って」



言われた通り座ると凛月くんが膝に転がる


所謂膝枕というやつで


恋愛経験もない私は緊張と動揺で固まっているというのに

目の前の吸血鬼さんときたら気持ちよさそうに欠伸をしているわけで




『り、凛月くん?これは一体…』


「ふわぁ…ふ…なにって…」



膝枕でしょ?



当然のように言うから私がおかしいのかなとか思ったけどそうじゃないよね


ドキドキしすぎておかしくなりそう


そんな私に目もくれないで膝の上の騎士はすっかりあどけない顔で寝息を立ててしまった


顔の熱が引かない

心臓の音が鳴り止まない



『…好きだなぁ。』



そんな言葉も夢の世界へ旅立ってしまった彼には届かないのだけれど



「……」



ガーデンテラスへ向かおうとしていた

もう一人の吸血鬼だけが彼女の呟きを聞いていただけだった






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多趣味のM(プロフ) - え、続きはないんですか??めっちゃ気になります (2021年9月5日 11時) (レス) id: f8e0dd5819 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイスてぃー。 | 作成日時:2019年4月5日 21時

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