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3人目 隠し事 ページ3

零一郎の家は、父親が有名な会社の社長であるため、大金持ちだ。
大きな屋敷に住んでいて、迷ってしまいそうなほど広い。

「…あの。」
「零一郎様。どうされましたか?」

廊下で掃除をしていたメイドに、零一郎は話しかけた。

「父さんは?」
「帰ってこられています。
 自室にいると思われますので、会いに行くのであれば、そちらへ…。」
「分かった。ありがとう。」

そして、零一郎は父親のいる部屋へ向かった。





「…ああ、零一郎か。どうかしたのかい?」

部屋には父親…『保志 総汰(そうた)』がいた。
総汰は、仕事の資料を整理していたようだ。

「…何か、隠してないか?」

資料を整理していた手が止まった。

「いつも通りにしてるようだけど、みんな何かおかしい。
 俺に知られたらまずいことがあるのか?」
「そんなことは…ないよ。」
「じゃあ、話してくれよ。」

総汰は、ため息をついた。

「…いいよ。そこに座って。」

そう言われ、零一郎は部屋にあったソファーに座った。

「…私は、殺されるかもしれない。」
「!?」

殺される…?

「一応、護衛を雇った。
 いつ殺されるか、分からないからね。」
「……。」

零一郎は黙っている。

「…?零一郎?」

総汰に呼ばれても、反応しない。

「…大丈夫か?」
「…え?」

肩をたたかれ、やっと反応した。

「混乱しただろう?
 ごめんな?零一郎にとって、家族を失うという事は、とても辛いことなのに…。」
「…気にしないで。俺は大丈夫。」

零一郎は立ち上がり、「おやすみ。」と言って部屋を出た。



…また、失ってしまうのか…?
あの時のように。父さんを。家族を。


今から8年前。
当時8歳だった零一郎は、幼くして家族を失った。

4人目 過去→←2人目 『保志 零一郎』



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金魚草(プロフ) - 続編をーm(__)m (2014年9月23日 15時) (レス) id: 182f82b565 (このIDを非表示/違反報告)
金魚草(プロフ) - キャラ設定見たいなー (もちろんイラストつきで) (2014年9月2日 17時) (レス) id: 182f82b565 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんき - 最新作、楽しみにしてまーす!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: b48bae43af (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんき - どーも!ちゃんきですっ!ちょーおもしろかった♪勉強よりも読んでた方いいわーwwまた読みますぅー!! (2014年8月31日 18時) (レス) id: b48bae43af (このIDを非表示/違反報告)
リック - 面白かったです 更新頑張ってください (2014年8月31日 1時) (レス) id: 699ce36a27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉鳥 | 作成日時:2014年8月2日 12時

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