4人目 過去 ページ4
零一郎が8歳の時、彼の家族はこの世を去った。
母親は孤児で、両親がいない。
父親は実家がイタリアにある。が、実家がイタリアのどこの都市に住んでいるかが分からない。
親戚の者も現れず、周りにいた大人たちは困り果てていた。
零一郎自身も、困っていたし、疲れていた。
…以前のように笑えなくなるほどに。
仕方なく、施設に預けようとした時。
「この子を、引き取ってもいいですか?」
零一郎のもとへ現れたのは、総汰だった。
「私が、君の新しいお父さんだよ。」
「父…さん?」
「うん。そうだよ。」
あの時、新しい父さんの微笑んだ顔が、父さんの顔と重なった。
もう、絶対、家族を失ったりしない。
…そう、思ったんだ。
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金魚草(プロフ) - 続編をーm(__)m (2014年9月23日 15時) (レス) id: 182f82b565 (このIDを非表示/違反報告)
金魚草(プロフ) - キャラ設定見たいなー (もちろんイラストつきで) (2014年9月2日 17時) (レス) id: 182f82b565 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんき - 最新作、楽しみにしてまーす!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: b48bae43af (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんき - どーも!ちゃんきですっ!ちょーおもしろかった♪勉強よりも読んでた方いいわーwwまた読みますぅー!! (2014年8月31日 18時) (レス) id: b48bae43af (このIDを非表示/違反報告)
リック - 面白かったです 更新頑張ってください (2014年8月31日 1時) (レス) id: 699ce36a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉鳥 | 作成日時:2014年8月2日 12時