先輩妹なんて言わないで！【JM】

いつメン旅行 ページ3

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やってきました夏休み


海とは聞いていたけど、
まさか［韓国のハワイ］と言われる済州島


ジンさんのお父さんありがとう


新婚旅行で行けたらいいなと思っていた場所に今やって来ています。しかも、大好きなジミン先輩と一緒に。






雲一つない青い空

透き通る青い海

白い砂浜

そして、隣にジミン先輩

最高でしかない






先輩が卒業してから、四ヶ月。
なんとなく連絡はたまーにとっていたものの会って話すのは久しぶり。

大学生になって、少し伸びた前髪とハイトーンブラウンの髪色、襟足はスッキリと短くて、シャープな顎から鎖骨までのラインが美しくてかっこよさに磨きがかかってるジミン先輩。

サングラスをかければ、アイドルですか？って間違われるレベル。





「ジミン先輩、それ貸して」


ジミン先輩のサングラスを奪って自分にかける。
どう？って先輩を見れば、ふっと笑って首を横に傾けた先輩。



「何で笑うの？」

「全然似合わないから」

「ひどーい」



パッと取られたサングラスは、ジミン先輩の頭の上にかけられた。それをまた取ろうとぴょんぴょん跳ねる私に、背伸びして避けるジミン先輩。

ジミン先輩といると自然と笑顔になる。

それは、私が先輩のことを好きだから。






「ねぇ、先輩。私達以外みんなカップルなの知ってた？」

「知ってるよ」

「じゃあ、残り者同士仲良くしようね。」

「なんだそれ」




ジミン先輩は、私の肩に手を置いて歩き出す。
先輩は、私の事を妹にしか思ってないから普通にこんな事をするけど、私は速くなる鼓動がバレないようにわざと他愛も無いこと話し続ける。


私の話に笑う先輩の顔がもっと見たくて、ひたすら話し続けるんだ。






海からは、少し離れたホテルに着いてジンさんとハナ先輩がチェクインを済ましてくれた。

エントランスは、屋根が高くてシャンデリアがぶら下がってる。
リゾートホテルといった感じ。


みんなに鍵を配り始めたジンさん。



「はい。ジミナはAちゃんと一緒ね。」

「えっ！！」

「そんなびっくりしないでよ。だって、ほらもうみんなカップルだから。」




ジンさんが私に向かってウインクしてくるけど、
いやいやそれはハードルが高すぎるといいますか…



「私達カップルじゃないですけど」

「もういいじゃん。俺に襲われるとでも思ってんの？」

「いや、それは…思ってないです。」




ジミン先輩は、ジン先輩から鍵を受け取ると行くよと歩き出した。


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