狗巻君、聞こえてます。【 狗巻棘 】《完結》

８話 ページ8

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「お、お前も今日から制服なのな」




「似合ってるなー、な、棘？」







「しゃ……け、」









『うん、今日からみんなと同じような真っ黒な制服で過ごすよう言われたから……』







改めて見ると、こんな真っ黒な制服を着こなしてる３人は凄い。

確か五条さんも同じような服、着てたよね








この学校の関係者ってみんなそんな感じの服着ないといけない感じ？？









「似合ってんじゃねぇか」




『ありがとう、でも真希ちゃんには適わないよ』









「適う？んなもんねぇだろ」




［どう見てもAの方が可愛いのにな］







あ、これ着こなしの話じゃないんスか。

可愛さの話だったんですね！！









よっぽど私が負けだね、うん。









「おーし、なんかやるかー、」








［急だな］


［……急、］


『急だね……、』









「しりとりでもやるか？」





しりとり。

それは暇過ぎないですか？？






ただの暇持て余してる人じゃん。

実際そうなんだけど。









『しりとり』



「琉球王国」







おっと急ですね。

歴史を取り入れるんだ。









［Aの事だし琉球王国知らねぇんじゃねぇか？］




［もっと簡単なのにしてあげないと、分からないかも、真希のバカ］









私、……舐められてない？？

琉球王国くらい分かるっての。









『クリスマス』






［あ、分かったんだ］








『あのねぇ、琉球王国くらい分かるから！

アレでしょ、昔の北海道！』







［……自信満々に間違ってる］









え、嘘、昔の北海道じゃないっけ？？

他に琉球王国なんてないと思ってた。





北海道は偽の琉球王国だったのか(元々琉球王国じゃない)









「琉球王国ってのは、昔の沖縄だぞ」





『え、沖縄は沖縄だよ……！！』









［Aって歴史苦手なのかな］



［何それ、超可愛い］









なんか私、黒歴史作った気がする。




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