不器用で、弟想いな姉の話し (ページ11)

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想い7：鑑定結果報告ページ11

捜査2日目
その日、糸村と神埼は村木に呼ばれて科捜研に来ていた。
村木:糸村さんが持ってきたこのネックレス、高級品ではなく、特注で、作られた丸形のロケットネックレスでした。
神埼:特注品ですか
糸村:ん？コレロケットネックレスなんですか？
村木:はい。ちなみに、このローマ字は、作られた時に、職人の手で書かれた物でした。
糸村:何て書いてあったんですか？
村木:コレの2つの内1つは、被害者の名前と'小鳥丸,っと書かれていました。
神埼:小鳥丸といえば、重宝と名高いあの？
村木:yes。ちなみに、中には刀と、被害者の写真がありました。
糸村:え！弟さんとのではなく？
村木:yes。そして、気になることが1つ
神埼:なんですか？
村木:これ、いつも身に付けていたネックレスにしては、チェーンが、キレイなんですよ。
普通は、どこか汚れていたりするんですが、それがまったくない。
糸村:それってつまり、
村木:そう、糸村さんが持ってきた、もう1つのネックレスに、姉弟の写真がありました。
糸村:すごいです村木さん。
村木:お役に立てて何よりです。