シンタローの彼女は3cmほどに小さくなりました (ページ16)

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鳥篭の中は心地よくて、
まるで自分の家みたいだ

A「ねえマリーちゃん。」
マリー「ん？」

A「なんか、すっごい冒険しちゃったよ」

マリーに今までの事を話した。
目が覚めると小さくなっていたこと、
ベッドから降りるのに苦労したこと

ゴキ〇ブリの件は話さなかった。
最大級のショック過ぎて話したら無言になるのが目に見えてるから

マリー「良かったね、冒険できて」

マリーちゃんはニコニコして言うけど、
もう二度と冒険したくないよ
絶対やだ。

やっと屋敷に着いた。

カノ「わっ本当にクリーム付けて帰ってきた」
シンタロー「おう、マリー。おかえり」

セト「おかえりッス！マリー」

マリー「ただいま～」

やっぱりシンタロー達、屋敷に行ってたんだね

マリーが気付かなかったら今頃どうなってる
ことか...

考えただけで身震いする...

カノ「あれ？この鳥篭は何？」

カノが私のいる鳥篭を手に取った

じ、地面が揺れる！！

高速ブランコに揺られてる感じ、
いや、震度7倒壊レベル

柱に掴まった。

カノ「あれ？...わっAちゃ」

A「ギャアアア」

カノ「何っ」

カノが驚いたその時鳥篭が横に上にと
揺れる。
やっと収まったかと思うと
目の前にシンタローの顔があった。

シンタロー「エネの電脳世界に巻き込まれた
次は小さくなんのかよ」

マリー「ら、乱暴に扱わないであげて」

マリーは鳥篭を庭にある白いテーブルに置いてくれた。

シンタロー「大丈夫かよお前」

カノ「服まで小さくなってるね」

A「カノそれどういう意味よ」

カノ「小さくなっても可愛さは同じだね」

つまようじか何かで刺そうか？

身体を起こし、シンタローのいる方へ出た
電脳世界に入った時もこんな感じだったっけ

殆どの記憶がアイツ(バカノ)だけど

シンタロー「で、マリー。
Aを元に戻せるだろうな」

ちらっとマリーの方を見ると
マリー「ええと...うんっ」

シンタロー「なら、今すぐに戻せ」

マリー「う...」

マリーはその場に座り込んで泣いた
その声を聞き付けてキドやモモ達が集まってくる

大事になってきた...

episode.14 対面